本日の一品
朝の食卓に革新を起こす「BALMUDA The Toaster」
2017年9月27日 06:00
時折、これまでの世界をまるで変えてしまう、いわゆるイノベーションを起こす製品に出会うことがあります。パソコンやスマートフォンなどは、その登場によって人々の生活様式すら変えてしまいました。そして先日、我が家の日常を、主に朝の食卓に大きな革新を起こす製品が到着しました。「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」です。
2015年に発売された本製品、すでに高級トースターの代名詞とも言って良い存在ですし、ご存じの方も多いと思います。筆者自身は「なんか高いトースター」という雑な認識でおりました。正直なところ「いくら高くても、所詮はトースター」とタカをくくっていた事実もあります。この認識は、実際に本製品で焼いたパンを食してみたところで、完全に改められることになりました。実際ナメてた、ごめんなさい。
「BALMUDA The Toaster」は、正式に言えば「スチームオーブントースター」に分類される製品です。スチームの名前の通り、本体の上部に給水口があり、動作時に注いだ水が高熱の蒸気となって庫内に満ちることで、パンの表面だけをあらかじめ焼き締め、中の水分や油分を閉じ込めるという仕組みです。
などという仕組みを書き連ねても、実際に食べる一口の雄弁さには敵いません。本製品で焼いた食パンの食感は「外はサクサク、中はふんわり」。ちょっと歯ごたえのある香ばしい表面を噛み砕いた後、口内に広がるパンの柔らかい甘味。一言で言えばめちゃくちゃ美味しいのです。
なお、本製品は焼くパンにあわせて4つのモードに搭載しています。普通のトースト、チーズなどトッピングを載せたトースト、バゲットなどのフランスパンと、クロワッサンと、それぞれのパンに合った焼き加減に仕上げられます。個人的にはバゲットモードがお気に入りです。
トースターなのでパン以外にも、お餅を焼いたり焼き菓子を焼いたりと、さまざまな用途に使えます。ただパン以外に使うにはちょっと設定が難しいと感じました。一応、設定ダイヤルには上に書いた4つのパンのモードのほかに170/200/230℃の温度設定の目盛りがあるので、こちらと時間設定を組み合わせれば良いのですが、何にどれくらいの時間を要するのかが直感的に分からないため、少々戸惑ってしまうこともあります。
ともあれ、どんなものか知りたい方にはぜひとも一度、本製品のもたらす革新を「体験」してみて頂きたいと思います。AmazonのレビューやWeb上で絶賛されている理由も納得できます。少なくとも筆者は、「BALMUDA The Toaster」が無かったころのパンの味を忘れてしまいました。心からオススメできる一品です。
製品名 | 販売元 | 価格 |
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BALMUDA The Toaster | バルミューダ | 2万2900円(税抜) |