本日の一品

パソコンに指紋認証を追加! 1秒でサインイン「FP01」

Bluetoothマウス・キーボード用のレシーバーみたいな見た目の「FP01」

 Windows 10は顔や虹彩、指紋など生体情報を認識してサインインする「Windows Hello」という機能を備えている。

 パソコン本体に内蔵されたセンサーを使っているパターンがほとんどで、センサー搭載パソコンを持っていないユーザーにとっては「Windows Hello? なにそれおいしいの?」状態になりがちだが、そのWindows Helloを活用できる外付け型の指紋認証リーダー「FP01」が登場した。

本体の大きさは約21×14×8mm、重量は約5g

 マウスコンピューターの「FP01」は、USB 2.0対応の指紋認証リーダー。パソコンに接続するだけで自動でドライバーがダウンロード・インストールされる。手動での作業となるのはWindows Helloの設定のみ。もしドライバーがダウンロードできなかった場合でも、パッケージ裏面に書かれたサポートページから入手できる。

 その後はWindows Helloのメニューに「指紋認証」の項目が追加されているので、センサーに指紋を何度か当てて指紋を登録すれば、指紋認証によるサインインの準備は完了。なお、サインイン時に指紋認証に失敗した時はPIN入力となるため、PINの登録も必要となる。

「指紋認証」内の「セットアップ」ボタンを選んで指紋を登録
指を何度か当てて指紋を読み込ませる

 センサーはどの方向で触れても認識し、タッチから1秒以内にサインインできるとのこと。とは言っても、さすがにそこまで早くないだろうと高をくくっていたのだが、試してみたら本当に一瞬。その素早さが面白く、何度も連続でサインインとスリープを繰り返してしまった。

 使い勝手も良好だ。筆者のノートパソコンは電源スイッチが本体側面にあり、そのすぐそばにUSBポートを装備している。ここに本製品を差し込んでおけば、電源をオンにした指をそのままリーダーまでほんのちょっと動かすだけでサインインできるのだ。

装着時の出っ張りは約10mmと短く、ノートパソコンに着けっぱなしでも問題なく持ち歩ける

 しかし、利用を開始した当初、1回目のタッチで認識に成功する確率は体感で8割程度で、たまーにPIN入力を要求される点が気になった。Windows Helloへの指紋登録が面倒で慎重にやらなかったからだろうかと、再度さまざまな位置や角度から指紋を当てて登録し直したところ、失敗することはほぼなくなった。筆者のようなめんどくさがりでなければ引っかかる問題ではないだろうが、指紋登録時は入念に、丁寧に行ないたい。

一定回数認証に失敗すると、PIN入力することになる

 なお、マウスコンピューターは「FP01」のほかに、Windows Hello対応の顔認証カメラ「CM01」も販売している。生体情報を使って簡単にサインインする環境を整えたいなら、これら2製品であれば導入のハードルは低いのではないだろうか。

製品名販売元購入価格
FP01マウスコンピューター5380円