KDDIがシャープ堺工場の土地・建物を正式取得契約、AIデータセンター構築へ

　KDDIは、AIデータセンターの構築に向けて、シャープとシャープ堺工場の土地や建物などを取得する売買契約を締結したと発表した。

　「NVIDIA GB200 NVL72」をはじめとする最新のGPU基盤を導入し、兆単位のパラメータを持つ大規模な生成AIモデルを高速に開発できる「大阪堺データセンター」として、2025年度中の稼働開始を目指す。

　同社は、大阪堺データセンターを生成AIの開発やAI関連事業に活用するほか、AI時代のビジネスプラットフォーム「WAKONX」を通じて企業などへ提供する。

　また、大阪堺データセンターでは、最新の電源技術や、直接液冷方式と空冷方式を組み合わせたハイブリッド型冷却方式を採用することで電力使用量を抑え、再生可能エネルギー由来の電力を100％利用することで環境負荷を低減し、カーボンニュートラルに貢献するとしている。