本日の一品

スマホでカスタマイズできるペンライト「キングブレードX10III Neo」

この長さのものにはキラキラの光のシャイニングの他、マットな光のスモークの二種類がある

 ライブ会場で使われるペンライト。7年ほど前は管を折って発光させるサイリウムを会場で見ることも多かった気がするが、今や一本で多色発光できるペンライトが中心だ。発色は年々、きれいに、明るくなっており、アプリでカスタマイズができるものも出ている。それが今回紹介する「キングブレードX10III Neo」だ。キングブレードは「キンブレ」と呼ばれ、ペンライト界では大変メジャーなブランドのひとつである。

 底部分のボタンを押すことでデフォルトの15色を順々に発光。本体のみでも色の順番と色数を好みに変更できるが、 「キングブレードX10III Neo」 ではアプリを使うことで、簡単に必要な色のリスト「ブレードリスト」を作成できる。

付属の接続用のケーブル

 ライブでは出演者や曲目により、必要な色はほぼ決まっている。曲がはじまると迅速に目的の色を出さなくてはならないため、必要な色をあらかじめピックアップしておけるリストは非常に助かるのだ。

リストには名前をつけることが可能。「Blade」の文字はデフォルトでついてくる

 さらにはカラーチューニング機能がある。好きな色を自在に作ることができるのだ。

 正直なところ15色もあれば、どのライブでも対応できるのではと考えていたのだか、次回行くライブの必要な色リストを見ていたところ、デフォルトの16色の中にはない「Pale blue-green」とあった。「Pale blue-green」はいわゆる浅葱色、新撰組のあの法被の色だ。

アプリの色の調整画面

 RGBWカラーで指定できるので、浅葱色のRGBカラー値、0、164、172に設定。W値で色の明暗も調整できる。RBGの合計数値が高い、またはWの数値が高く明るいと電池の消耗が速くなるので、画面右の黄色いバーの真ん中、赤い点線を越えないよう数値を設定するのがポイントだ。

オリジナルで設定したカラー「Pale blue-green」

 できあがったリストや色は、付属のケーブルでスマートフォンのイヤホンジャックとペンライトを接続すると一瞬で送ることができる。またQRコードでリストの共有もできる。

接続は、本体の丸い穴と付属ケーブルの丸い突起をくっつける

 しかしこの「キングブレードX10III Neo」のアプリ、対応機種が限られている。やや旧聞に属する筆者の「Xperia Z3 compact」では利用できなかったが、同じく型落ちなタブレット「lenovo yoga tablet」で試してみたらあっさり繋がった。

 「キングブレードX10III Neo」のカラーを調整する際は、パッケージに付属する「チューンケーブル」というデバイスをスマートフォンのイヤホンジャックに繋げて、チューンケーブルをキングブレードにあてがう。このとき、調色がうまくいかなければ、スマートフォンの音量を最大にするよう案内されている。だが、購入した人のなかには、このあたりの試行錯誤でつまづくこともあるようだ。

 今やペンライトは日本のサブカルチャーを盛り上げる際に欠かせないアイテムだ。「キングブレードX10III Neo」は色の作成やリスト化など、かゆいところに手が届くとても良い商品。どのスマートフォン端末でも対応しているような一品として、さらなる進化に期待している。

製品名購入場所価格
キングブレードX10III Neo シャイニングAmazon.co.jp2590円