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au PAYで給与のデジタル払い「au PAY 給与受取」を開始

 auペイメントは4日、スマホ決済「au PAY」で給与受け取りが可能な、給与デジタル払いサービス「au PAY 給与受取」を提供開始した。

 「au PAY 給与受取」は、導入事業者で働くau PAY利用者が、従来の現金や金融機関口座での給与受け取りに加え、au PAY給与残高での給与受け取りが可能となるシステム。申込はau PAYアプリから可能。

 用意される方式は、au PAY給与残高への給与支払いが可能となる「仮想口座方式」と、au PAY利用者のau PAY会員ナンバーへの直接振込が可能な「Bチャージ方式」の2つの方式から選択できる。

利用方法:仮想口座方式・Bチャージ方式共通

 事業者向けの利用方法は、給与デジタル払いに対応する労使協定の締結や従業員へサービス内容や注意事項などの説明と個別の同意取得、利用開始にあたってのauペイメントへの申込書提出が必要。

 従業員向けの利用方法は、労使協定の締結がされているかと雇用主からの説明や注意事項を確認後、所定の手続きや同意書の提出が必要。

 au PAY給与残高の上限額は10万円となっており、受け取る給与が残高上限額を超過する場合は、あらかじめ設定された本人名義の金融機関口座へ無料で送金される。給与としてチャージされたau PAY給与残高は、本人名義の金融機関口座への出金や対象のATMでの出金が可能。月一回であれば金融機関口座への出金にかかる出金手数料は無料。なお、au PAY残高の上限額はこれまで通り100万円。

利用方法:仮想口座方式

 事業者向けの利用方法は、従来の給与振込と同様に金融機関口座への振込を行うことで、従業員のau PAY給与残高へ給与支払いが可能。

 従業員向けの利用方法は、「au PAY 給与受取」に申込と同時に設定された「au PAY 給与受取口座(仮想口座)」の情報を事業者に提出することで、給与がau PAY給与受取口座に振り込まれるとau PAY給与残高にチャージされる。

利用方法:Bチャージ方式

 事業者向けの利用方法は、従業員のau PAY給与残高へ直接チャージする方式となり、給与振込において、第2口座、第3口座への振込に対応していない場合でも、au PAY給与受取に対応することが可能。

 従業員向けの利用方法は、「au PAY 給与受取」に申込後、事業者へau PAY会員ナンバーを提出し、事業者がチャージ処理を行うとau PAY給与残高に直接チャージされる。

 万一、auペイメントが破綻した場合には、au PAY給与残高に記録されている残高の相当額をauじぶん銀行から従業員に弁済される。

不正取引時の補償

 KDDIグループ各社では一部、5月以降分の給与支払いから、希望する従業員を対象に、au PAY給与残高への給与デジタル払いを導入する。その他、KDDIグループでも順次導入予定とのこと。

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