てっぱんアプリ!

世界中で話題沸騰の「Pokémon GO」が上陸。最高のポケモントレーナーをめざせ!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Pokémon GO
開発者: Niantic, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 8.0 以降、Android 4.4 以上
カテゴリ: ゲーム
ダウンロード: iOS Android

 オセアニア地域を皮切りに、米国、欧州へと配信先が広がるにつれ、世界的に大きな話題となっていった「Pokémon GO」が、ついに7月22日、日本でもプレイ可能になった。世界各国でポケモン熱が高まっている様子が伝えられるなか、配信前から日本でも改めて“歩きスマホ”の危険性が政府やキャリアなどから喚起されるなど、もはや社会現象にもなりつつあるこのゲーム。どんな内容なのか、そのさわりを紹介しよう。

いよいよプレイ可能になった「Pokémon GO」の楽しみ方とは

プレイヤーキャラの見た目をカスタムしてゲームスタート

 「Pokémon GO」は、任天堂が出資する株式会社ポケモンと、世界中に熱狂的なファンを生み出した位置情報を用いる陣取りゲーム「Ingress」の開発元Niantic社が共同で開発したゲーム。現実の地図を元に生成された3Dマップ上を歩き回り、ポケモンを収集したり、育成したり、他のユーザーのポケモンと対戦したりして楽しめるものだ。

 ゲームを始める前に、まずGoogle アカウントかポケモントレーナークラブアカウントでログインし、プレイヤーの分身となるポケモントレーナーの見た目を決める。性別のほか、肌や髪、瞳、服の色を選んで、好みのキャラに仕上げたら、いよいよゲームスタート。パステルカラーなフィールドにいきなり投げ出されるので、とにかくアプリを起動させたまま(ディスプレイも消さないで)、GPSを受信できる屋外を歩き回ってみよう。

Google アカウントかポケモントレーナークラブアカウントでログイン
性別と身体の各部の色を決めて自分らしいキャラを作る

ひたすら歩き回ってポケモンを上手に収集

 しばらくするとスマホのバイブレーションとともに、自分の周辺もしくは少し離れたところにポケモンが現れる。すかさずタップしてバトルモードに入り、画面下部に表示されているモンスターボールをポケモンに向けてフリックしてぶつけよう。うまくぶつけることができればモンスターボールにポケモンを閉じ込めて、ゲットできる。

 ただし、モンスターボールの数には限りがあるので、いくらでも投げ放題というわけではない。無駄に消費しないよう、できるだけ1発で仕留めたいところ。ポケモンの中心に近いところにぶつけると経験値ボーナスが加わり、主人公のレベルアップも早くなる。フリックの精度を磨くことが優秀なポケモントレーナーになる近道とも言えるだろう。

屋外を歩いてみると、ゲーム内のポケモントレーナーも歩いて移動する
突然ポケモンが出現。タップしてバトルモードへ
モンスターボールをうまくぶつければゲットできる
ゲットしたポケモンは「図鑑」に登録される

ポケストップは必ず立ち寄るべし

 フィールド上を歩いていると、ところどころで「ポケストップ」なるオブジェが見つかることがある。近づいてタップし、そのスポットの写真が映し出された円盤状のものを左右フリックすることで、ポケモン集めなどに役立つアイテムが飛び出してくる。これもすかさず指先でなぞってゲットしよう。

 また、ポケストップには「スロット」があり、ここにアイテムをセットしてポケストップにさらに特別な役割を持たせることができる。たとえば「ルアーモジュール」というアイテムをセットすると、30分間だけそのポケストップ付近にポケモンが出現しやすくなる。こうすることで、歩き回らなくてもどんどんポケモンをゲットできるわけだ。

キューブ状のものが浮いている水色のオブジェが「ポケストップ」
近づいてタップするとその場所の名称と写真が表示
中央の円盤を左右フリックで回転させるとアイテムが飛び出す。なぞってアイテムを手に入れる

レベル5になったらポケモンセンターへGO!

 現実世界のランドマークとなるような場所には、ポケモンのトレーニングジムとなる「ポケモンセンター」が建っていることがある。ここはレベル5以上になると利用できる施設で、自分が育てたポケモンを登録したり、すでに登録されているポケモンに対戦を挑むことができる。

 というわけで、ゲームの大まかな内容としては、ポケモンをたくさん集め、お気に入りのポケモンを育成して強化・進化させ、ポケモンセンターで他のプレイヤーのポケモンとの対戦を楽しむ、というものになる。特定の地域にしか出現しないポケモンもいるらしいので、他の人と差をつけるには、日本全国、あるいは全世界を歩き回ることになるだろう。

ひときわ大きいオブジェが「ポケモンセンター」
対戦相手のポケモンを確認し、参戦する自分のポケモンメンバーを決めて挑む
相手のポケモンをタップして攻撃しよう。勝つと経験値(XP)などがもらえる

バッテリー消費と周囲に注意しながらプレイしよう

 なお、ゲームの最終目標は今のところ設定されていないようだ。ポケモンセンターを利用できるレベルになると、3つのチームのうちどれかに所属することになるが、Ingressのように各チームごとの勢力を調べたり、チームプレイで陣地拡大を目指すというような仕組みもまだ存在しない。とはいえ、Pokémon GOはまだ始まったばかり。今後のバージョンアップで新しい要素が加わる可能性も大きいし、マクドナルドとの提携による新たな仕掛けにも期待できる。

 なお、歩いてポケモンを探している間も含め、プレイ中はずっと画面をつけっぱなしにしておく必要があり、バッテリーを極端に消費しやすい。モバイルバッテリーも一緒に持ち歩くのがベターだけれど、設定で「バッテリーセーバー」をオンにしておくと、端末を逆さまにした時に画面表示が暗くなってバッテリー消費をいくらか軽減できる。この機能をうまく活用しつつ、また“歩きスマホ”にならないよう周囲にも注意しながら世界一のポケモントレーナーを目指そう。

レベル5になると3つあるチームのいずれかに所属できる
設定画面で「バッテリーセーバー」をオンにすれば……
端末を逆さまにすると画面が暗くなる。この状態でもポケモンが近くに出現した時は通知してくれる