「GALAXY S II WiMAX」をいきなり発表会で実践導入

2012年2月20日 06:00
(津田啓夢)

 さて、今回より「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」の使用感をレポートしていきたい。「GALAXY S II WiMAX」は、言わずと知れたサムスン電子製の「GALAXY S II」がWiMAXをサポートし、au初のNFCに対応、auユーザー以外のガジェッターもおもわず鼻息が荒くなってしまうような端末である。

 で、本格的に稼働してみることになった初日、たまたまNOTTVの発表会があったため、ここぞとばかりにWiMAXでテザリングを試してみることになった。弊誌はぶっつけ本番の実践導入が多いのである(笑)。発表会の場所は、六本木ヒルズの49階という超高層階であった。携帯電話の3Gは大丈夫だろうが、正直なところこんな高層階でもWiMAXの通信が可能なのか不安があった。

 この日、僕は速報記事とプレゼンテーションの模様をレポートする役目だった。普段の発表会同様に、発表会の資料をもらったら速攻でゴールを目指すのがケータイ Watchのスタイルである。ノートパソコンを開き、周囲がバタバタしている中、黙々と、かつスピーディにキーボードを叩く。程なくして記事が書き上がり、それを編集部に送信する。

 アプリの一覧を表示させ、2枚目にあったWi-Fiテザリングのアイコンをタッチ。記事を書いたらそれを速攻でパスをするのが僕の仕事だ。アイコンをタッチして、設定画面でパスワードを確認、パソコンからパスワードを入力しWi-Fi接続して、文章を送信する。高層階だったので不安はあったが、その心配は杞憂に終わった。WiMAXのテザリングはあっさりかつ、何事もなかったように六本木の空の上で接続できた。その結果がこの記事になった。

 発表会の間、WiMAXのテザリングでネットにアクセスしながら、プレゼンテーションを聞いていた。プレゼンテーションの内容をメモしつつ、疑問に感じたことを別項としてメモしていく。質疑応答の前までに、合計8つの疑問が頭に浮かび、過去記事などを参照しながら、検索で疑問解消できるか試みる。最終的に質問は3つに絞られ、勇気を出して手を挙げて質問をする。それにしても、細かいことを気にしないでネットワークに接続できるのは本当に楽ちんである。

 利用してみて驚いたのは、思った以上にバッテリーが長持ちする点だ。発表会の間(1時間強)はテザリングで接続しっぱなしの状態であったが、特にバッテリーに不安を感じることもなく会は終了した。ただし、帰りにGPSを有効にすると目に見えてバッテリーの消耗が気になった。この要因がGPSにあるのか、はたまた約4.7インチの大画面ディスプレイでTiwtterをチェックしまくったせいなのかははっきりしないが、テザリングをしているからといってすぐにバッテリーが減るというものでもないようだ。発表会には、念のため、WiMAXと3GのモバイルWi-Fiルーターをそれぞれ持ちこんではいたが、結局、どちらも使うことがなかった。なかなか頼もしいヤツ、導入初日はそんな印象である。