GALAXY NEXUSが緊急地震速報に対応

2012年2月21日 06:00
(太田亮三)
「GALAXY NEXUS SC-04D」における「エリアメール」の設定画面。初期設定でチェックが付いているものの、いくつかは日本では利用できない

 すでに本誌でもこの記事でお伝えしているように、「GALAXY NEXUS SC-04D」にソフトウェアアップデートが提供され、ドコモの「エリアメール」サービスのうち緊急地震速報への対応が開始されている。

 さっそく筆者もアップデートを適用し、アプリ一覧画面に追加された「エリアメール」をタップして確認した。もっとも、ソフトウェアアップデート後に緊急地震速報は受信していない(本稿の執筆時点)ので、履歴の無い画面が表示される。

 ここで設定画面を呼び出すと、いくつかの設定項目が表れる。「緊急警報の設定」の項目では、「通知を有効にする」に加えて、「警報メッセージを読み上げる」にチェックが付いている。また、「CMASの設定」なる項目には「差し迫った脅威を表示する」という機能もあり、こちらにもチェックが入っていた。CMASにはほかの設定項目もある。さらには、ETWSとCMASの設定には「テスト放送を表示する」という設定もある。

 NTTドコモに確認したところ、上記の機能はグローバルモデルである「GALAXY NEXUS SC-04D」に用意されている機能で、少なくとも日本では対応サービスが提供されていない機能とのこと。具体的には、「警報メッセージを読み上げる」と、CMAS全般、およびETWSの「テスト放送の表示」には対応していない。これらは「GALAXY NEXUS SC-04D」やAndroid 4.0に、グローバル市場において今後対応できる機能として先行して搭載されているものと思われる。

 なお、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)はドコモが緊急地震速報として採用している最新の方式で、この機能は日本で有効。CMAS(Commercial Mobile Alert System)は米国で策定された規格で、米国のキャリア向けということになるだろう。