ドコモの「Wi-Fiかんたん接続」を使ってみる

2012年2月17日 06:00
(関口聖)

 スマートフォンの普及にあわせ、各キャリアが公衆無線LANスポットの拡充にいそしむ中、NTTドコモの公衆無線LANは以前、本コーナーでご紹介したように、ログインがちょっと面倒な格好となっていた。

 そこに、1月末から「Wi-Fiかんたん接続」というウィジェットが提供される、というので、さっそく使ってみることにした。記事でも紹介したとおり、dメニューのサービス一覧やAndroidマーケットからダウンロードでき、利用料は無料だ。機能としては、スマートフォンのWi-FiをONにした状態で、ドコモの公衆無線LANスポット周辺にいると、「Wi-Fiかんたん接続」を一回タップするだけで接続して、Wi-Fi経由で通信できるようになる。ただ、公衆無線LANスポットのSSIDやパスワードを設定するわけではないので、事前にそういった設定を行ってから利用する形になる。

 このウィジェットを導入するまで、Wi-FiをONにしたままドコモの公衆無線LANスポット周辺に行くと、Wi-Fiスポットには接続するものの、実際に利用するにはブラウザを起動してログインする必要があった。いつの間にかドコモの公衆無線LANスポットに繋げようとしていることに気付かず、「あれ? 通信できないな? なんだ? あ、Wi-Fiか」と手間がかかる状態だったのだが、「Wi-Fiかんたん接続」導入後はそういったことがなくなった。以前よりも「Wi-Fiかんたん接続」のおかげで便利になったように感じている。もちろん、ウィジェットを使わず、Wi-Fiと3Gをシームレスに使えるほうが便利、という声はあるだろうが、そのあたりは今後に期待したい。