みんなのケータイ
Windows 10 MobileのPeopleでFacebookをより便利に
【NuAns NEO】
2016年6月16日 06:00
Windows 10 Mobile搭載の「NuAns NEO」を使っているとよく聞かれることの1つに、「アプリが少ないでしょ?」というのがあります。「ケースをカスタムできる」とか、「背面にSuicaが入る」とか、あるいは「Continuumという機能があって、ディスプレイにつなぐとデスクトップPCみたいに使える」とか言って、ちょっと自慢げに端末を見せると、必ずといっていいほど「でも、使えるアプリが少ないんでしょ?」と言われてしまうのです。
iOS向けのApp Store、Android向けのGoogle Playと同様に、Windows 10 Mobile向けにもWindows ストアというアプリストアが用意されています。ただし入手できるアプリの数は、無料と有料を全部あわせても、ほかの2つに比べると圧倒的に少ない。最近では新しいアプリがApp StoreとGoogle Playへ同時にリリースされるなんてことも多くなってきましたが、Windows ストアだけはいまだ蚊帳の外というのが現状です。
「アプリが少ない」というのは確かにその通りなのですが、じゃあ使えるアプリが少ないから困っているかというと、「実はそうでもない」というのが、負け惜しみではなく、今のところの私の率直な感想です。話題のスマホゲームをいち早くプレイしたいとか、絶対に友だちと同じアプリが使いたいという人は、確かにちょっと困ってしまうかもしれませんが、私が普段良く使うようなアプリ、たとえばSNSなどはWindows 10 Mobileでもすでに一通り揃っているからです。
FacebookやTwitter、LINE、Instagram、つい先日Microsoftへ買収されることが発表されたLinkedInなどがWindows ストアで公式アプリを提供しています。確かに数はまだまだ少ないですが、メジャーどころのSNSに関しては、ほぼ利用できるようになっています。
ただし、これらのSNSのアプリでできることが、iOSやAndroidのそれとまったく同じかというと、残念ながらそうではありません。たとえば筆者が最もよく使っているFacebook。今やWEBでも、iOSやAndroidのアプリでも当たり前になっている「リアクション」(いいね!のほか、超いいね!、うけるね、すごいね、悲しいね、ひどいねが選べる機能)が、Windows 10 Mobile向けのアプリには、まだ実装されていなかったりします。「こいつ、どんな投稿にも『いいね!』しかしないな」と思ったら、その人はきっとWindows 10 Mobileユーザー。この点はぜひFacebookに、1日も早い対応をお願いしたいところです。
一方で実はFacebookをより便利に使える、Windows 10 Mobileならではの機能というのもあります。「People」というアドレス帳アプリがそれで、アドレス帳にFacebookの友だちのアカウントをリンクすることができます。単にアドレス帳の情報の1つとしてFacebookのアカウントを追加できるというだけでなく、その友だちの最新の投稿もアドレス帳と同じ画面で見られるのが、他のスマホにはない特徴。「新着情報」というタブに切り替えると、アドレス帳に登録されている友だちのFacebookの投稿を、時系列に一覧することもできます。
さらにPeopleの友だち情報は、それ自体を個々にスタート画面にピン止め(固定)することができます。つまりスマホのホーム画面(スタート画面)から特定の相手のアドレス帳をダイレクトに開いて、電話をかけたりメッセージを送ったりできるだけでなく、最新のFacebookの投稿もまとめてチェックできるというわけです。
なお、Peopleのアプリ上でFacebookの投稿をタップすると、Facebookアプリが起動して該当の投稿が表示され、いいね!やコメントを簡単に残すことができます。Peopleのアドレス帳画面ではその相手とやり取りした、通話やメッセージの「履歴」も見ることができるのですが、Facebook上でのやり取りは残念ながら対象外。このあたりも今後アップデートされたらうれしいなと、Windows 10 Mobile×Facebookユーザーとしては切に思う次第です。