みんなのケータイ

決め手はやっぱり「メタルな赤」だった~HTC 10購入しました

【HTC 10 HTV32】

 「こんなの、はじめて」というキャッチコピーに釣られて購入した2013年の「HTC J One HTL22」。当時としては安定した操作性に、なによりなめらかだった操作感で、筆者が今まで使ってきたスマートフォンの中でもお気に入りの機種だ。

 「HTC J One」でもう1つ好きだったのが、赤いメタルボディ。そのかっこよさに一目惚れしていたのかもしれない。

 そんな「HTC J One」を系譜を継ぐメタルボディのスマートフォンが、auの2016年夏モデルとして登場した「HTC 10 HTV 32」だ。日本で初登場するカラーとして、あの「赤」が、しっかりラインナップされている。

3年越しの再会。やっぱりこの「赤」だ

 「グローバルそのままの筐体」とはいうものの、2013年当時とは違い「Galaxy S7 edge」や「Qua Phone PX」など、大手キャリア向けの製品では海外メーカーの製品も防水に対応する昨今、おサイフケータイはともかく、防水に非対応というのは辛いだろう。

HTC J Oneは使い込むと筐体にキズが入ってきたが、10はどうだろうか

 それでも、筆者にとって「HTC 10」のカメリアレッドのメタルボディのかっこよさは、防水性能を諦めてもよいかなと思わせるものだった。外見からはっきりと個性が伝わってくるスマートフォンは楽しい。多少の欠点には目をつぶろう。加えて、「一枚板」な端末が多い中で、丸みを帯びていて筆者の手にフィットする端末は少なく、それも選ぶこの端末理由のひとつになった。

防水やおサイフケータイはないが、指紋認証やNFCは搭載している

 ちなみに、昨今の大手キャリア向けモデルにしては珍しく「HTC 10」には充電器とUSB Type-C仕様のケーブル、ハイレゾ対応のイヤホンが付属する。特に充電器やケーブルは、量販店などでまだあまり出回っていないQuickCharge 3.0対応で、新機種の機能を手軽に試せるようなパッケージになっている。

HTC端末ではおなじみ「お弁当箱」型のパッケージ
特にQuickCharge 3.0チャージャーは嬉しい。既に何度か充電を忘れた朝に助けられている

 購入からまだ数日で、まだその筐体の「赤」に見惚れているような状態だ。なにより、Android 4.4世代から受け継がれてきた縦スクロール型のUIやニュースフィードなど、ほかのメーカーのスマートフォンにはない「HTCらしさ」がしっかり伝わってくる出来に満足している。

機能的には他社とあまり変わらないが、「HTC Sense」のホームアプリはなぜかメーカーの個性が伝わってくる

 もちろん、「HTC J One」で取り入れられた“明るく撮れるカメラ”や“ステレオスピーカー”といった特徴もしっかりと受け継いでいるので、QuickCharge 3.0やカメラ、オーディオなど、その機能についても、本コーナーでご紹介したい。