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新機能を満載した最強のスマートフォン「HUAWEI Mate 20 Pro」
AIとトリプルカメラでスマートフォンの新しい世界を切り開く
【PR】提供:ファーウェイ・ジャパン
2018/11/30
10月16日に英国・ロンドンのExCel Londonでグローバル向けに発表されたファーウェイのフラッグシップモデル「HUAWEI Mate 20 Pro」。発表以来、海外でも高い注目を集め、日本市場への展開が期待されていたが、いよいよ国内向けに発売されることになった。ひと足早く実機を試すことができたので、その仕上がりをチェックしてみよう。
スマートフォンの進化をリードするファーウェイ
この十数年、従来の携帯電話に代わり、モバイル市場の主役となったスマートフォン。当初はプラットフォームとしての安定性に注目が集まっていたが、徐々に完成度が高められてきたことで、ここ数年は今までになかった新機能が搭載されるようになり、スマートフォンの進化はさらに加速度を増してきた印象だ。
ファーウェイのフラッグシップモデル「HUAWEI Mate 20 Pro」
そんな国内外のスマートフォン市場において、次々と新しい技術、新しい機能を搭載したモデルを発表し、市場をリードしているのがファーウェイだ。なかでもここ数年の同社の躍進の原動力ともなった「ダブルレンズカメラ」は、2015年発売の「honor 6 Plus」で初搭載され、2つのカメラの被写界深度を利用したボケ味の利いた写真を誰でも手軽に撮影できるカメラを実現した。2016年にはドイツの老舗光学機器メーカー「Leica」との共同でダブルレンズカメラを開発し、同年6月に「HUAWEI P9」、同年12月には「HUAWEI Mate9」に相次いで搭載。それまでのスマートフォンにはなかった高品質な写真を撮影できるカメラを実現し、業界を驚かせた。
Leicaとの協業によるダブルレンズカメラは、2017年6月発売の「HUAWEI P10」「HUAWEI P10 Plus」、2017年12月発売の「HUAWEI Mate10 Pro」と進化を重ねてきた。こうして培われたダブルレンズのノウハウは、後継モデルだけでなく、エントリー向けのモデルにも展開され、国内外の市場で人気を集め、同社のシェア拡大に寄与した。ファーウェイ製端末のカメラに対する評価はモバイル業界だけに留まらず、欧州のカメラ専門誌などが選ぶ「TIPA AWARDS」にも2017年と2018年の連続で「BEST PHOTO SMARTPHONE」で選ばれ、カメラ業界からも高い評価を得ている。
カメラ以外についても新しい技術を積極的に採用し、市場をリードしている。指紋センサーや顔認証などのセキュリティ技術への取り組みにも積極的で、最近、スマートフォンで急速に注目を集める「AI」についても2017年に開発した「Kirin 970」でいち早く実装し、「HUAWEI Mate 10 Pro」や「HUAWEI P20 Proに搭載された。AIの効果についてはカメラ撮影時に被写体を自動認識し、最適な設定で撮影ができるだけでなく、実利用においてもアプリの動作の最適化などにより、操作性や省電力性能の向上にも貢献している。
こうしてスマートフォンの進化をリードしてきたファーウェイは、今年10月、英国・ロンドンのExCel Londonにおいて、さらなる進化と驚きを体験させてくれるフラッグシップモデル「HUAWEI Mate20」シリーズを発表した。そして、いよいよ11月30日からSIMフリー端末として、日本市場向けにも「HUAWEI Mate 20 Pro」が投入されることが発表された。各社の注目モデルが相次いで発表された2018年の冬商戦において、もっとも期待されるスマートフォンと言えるだろう。
ファーウェイはさまざまなユーザー層に対して、幅広いラインアップを揃えているが、現在、フラッグシップモデルを展開しているのは、「HUAWEI P」シリーズと「HUAWEI Mate」シリーズの最上位モデルになる。「HUAWEI P20 Pro」などに代表される「HUAWEI P」シリーズはスリムで持ちやすいサイズに仕上げられているのに対し、「HUAWEI Mate」シリーズは2014年12月に国内向けに発売された「Ascend Mate 7」以降、大画面ディスプレイと大容量バッテリーなど、優れたモバイル性能を追求してきたシリーズで、ハイエンド指向のユーザーにも高い評価を得てきた。
今回、国内向けに発表された「HUAWEI Mate 20 Pro」はこれまでのHUAWEI Mateシリーズの流れを継承し、約6.39インチという大画面の有機ELディスプレイ(OLED)に、シリーズ最大級となる約4200mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、HUAWEI P20 Proに続く、トリプルカメラを搭載するほか、数々の新機能や新技術を採用することで、『最強』の道を突き進む一台として仕上げられている。ここからはそれぞれの注目機能と使用感について、チェックしてみよう。
6.39インチ有機ELディスプレイ搭載の流線形ボディ
ここ数年、ファーウェイが国内外の市場で躍進した背景には、カメラをはじめとするスペックが向上したことだけでなく、上質なデザインと仕上げの良さが着実に浸透してきたことが挙げられる。
今回のHUAWEI Mate 20 Proは、これまでのHUAWEI Mateシリーズからボディのデザインが変更され、今夏、国内でも発売されたHUAWEI P20 Proなどとも少し違った新しいテイストでデザインされている。従来のHUAWEI Mateシリーズはどちらかと言えば、フラットなデザインでスクエアなデザインのボディを採用していたのに対し、HUAWEI Mate 20 Proは前面、背面共にラウンドさせた流線形のボディに仕上げられている。同クラスのディスプレイを搭載したライバル機種のボディ幅は、75mm以上のものが多いのに対し、HUAWEI Mate 20 Proは72.3mmとスリムな仕上がりで、手にフィットして持ちやすい。IP68準拠の防水防塵にも対応しており、本体の上部と下部にはステレオスピーカーを内蔵する。
ラウンドさせた流線形でスリムなボディ
ディスプレイは2K+(3120×1440ドット)対応の約6.39インチ有機ELディスプレイ(OLED)が採用されている。本体前面の86.9%をディスプレイが占めており、従来モデルやライバル機種以上に、ディスプレイそのものを持ち歩いているような感覚がある。
有機ELディスプレイは一般的な液晶パネルに比べ、高コントラストで発色に優れるという特長を持つ。カメラで撮影した写真は元より、映像コンテンツの視聴などにも適しており、NetflixやHulu、Amazonプライムなどの映像配信サービスの利用が拡大している中、そういったサービスの視聴にも適した仕上がりとなっている。
ディスプレイの上部にはインカメラなどを内蔵した切り欠き(ノッチ)が備えられている。他機種でもノッチのあるディスプレイが搭載されているが、HUAWEI Mate 20 Proはライバル機種に比べ、ノッチの幅が狭く、縦方向の深さも浅く仕上げられているため、デザイン的にも違和感が少ない。インカメラのみを内蔵した一部の機種を除けば、最近、発売されたスマートフォンのノッチの中でももっともコンパクトにまとめられた印象だ。
HUAWEI Mate 20 Proのディスプレイで、もうひとつ注目すべきは、指紋認証センサーを内蔵していることだ。ファーウェイはAscend Mate 7など、数年前のモデルから指紋認証センサーの搭載に取り組んできた実績を持つが、指紋認証センサーは本体前面のディスプレイの下、もしくは背面中央に内蔵するスタイルが一般的だ。最近はHUAWEI P20 Proのように、指紋認証センサーそのものが小型化したことで、デザイン的には目立たなくなってきたが、本体前面の表示エリアが狭くなるという制約も残されている。
そこで、HUAWEI Mate 20 Proでは新たに開発された光学式の指紋認証センサーをディスプレイに内蔵することで、画面に登録した指先を当てるだけで、ロックを解除できるようにしている。しくみとしてはディスプレイの裏側から光を当て、指紋を読み取ることになる。実際の操作感としては、従来の外付けタイプの指紋認証センサーに比べ、登録時こそ、指先を当てる回数が少し多いが、ロック解除時は画面内に指紋認証をするためのエリアが画面上に薄らと表示され、そこに指紋を登録した指先をきちんと当てれば、すぐに解除できる。従来の指紋認証センサーに比べ、少し慣れは必要だが、すぐにストレスなく使えるようになった。HUAWEI Mate 20 Proには複数の指紋を登録しておくことができるが、実際の利用シーンを考えると、両手の親指のほかに、机の上などに端末を置いた状態でロックを解除するために、人さし指など、他の指も登録しておくと便利だ。
指紋認証センサーはディスプレイに内蔵。右の写真のようにセンサーが表示される
ディスプレイに内蔵された指紋認証センサーで、ひとつ注意が必要なのは、端末を落として、ディスプレイを割ってしまったり、ヒビが入ってしまうと、指紋認証によるロック解除などが利用できなくなる点だ。その場合でも「3D顔認証」などを利用すれば、セキュアに利用できる。万が一のときは、ファーウェイがSIMフリー端末に提供している 「ファーウェイ安心保証・延長保証」などを利用するか、MVNO各社が提供する保険サービスなどに加入しておくのがおすすめだ。
HUAWEI Mate 20 Proには指紋認証のほかに、ノッチ部分に内蔵されたインカメラや赤外線センサー、ドットプロジェクターを利用した「3D顔認証」にも対応する。3D顔認証は一般的な顔認証と違い、顔を立体的に捉えているので、写真などでは解除しにくくなっている。3D顔認証は指紋認証とも併用できるので、両方を登録しておくのがおすすめだ。3D顔認証は端末を持ったときに画面をオンに切り替える設定と組み合わせることで、端末を手にして操作するときは3D顔認証、机に置いているときは指紋認証で、それぞれロックが解除でき、非常に快適に使うことができる。
4200mAh大容量バッテリーはリバースチャージにも対応
冒頭でも説明したように、HUAWEI Mateシリーズは大画面ディスプレイと大容量バッテリーをシリーズの特長として打ち出し、幅広いユーザーに支持されてきた。今回のHUAWEI Mate 20 Proではシリーズ最大となる約4200mAhという大容量バッテリーを搭載しており、同クラスのライバル機種と比較して、30%以上のロングライフを実現できるとしている。このロングライフは単純にバッテリー容量が大きいだけでなく、AIによる省電力制御の効果も寄与していることが挙げられる。
これだけの大容量ともなれば、ロングライフである一方、バッテリーを消費したときには当然のことながら、充電にも時間がかかってしまう。そこで、ファーウェイは従来モデルから「HUAWEI SuperCharge」と呼ばれる独自の急速充電を採用しており、短時間での充電を可能にしてきた。今回のHUAWEI Mate 20 Proでは新たに「40W HUAWEI SuperCharge」を採用しており、パッケージに同梱される40W ACアダプターを接続することで、わずか30分の充電で約70%までのチャージが可能な急速充電に対応している。筆者も実際に試してみたが、付属の40W ACアダプターを接続すると、電池残量は小数点以下2桁までのパーセント表示で充電され、みるみる内に充電が進んでいく。仮に、朝起きたときに電池残量がほとんどなくても外出の支度をしている間に充電すれば、十分にその日の利用ができる程度まで充電できるほどで、忙しいユーザーにとっても心強い仕様と言えるだろう。
また、HUAWEI Mate 20 Proはシリーズ初となる国際規格のQiに準拠したワイヤレス充電にも対応する。一般的なQiによるワイヤレス充電は5~10W程度で、ケーブルを接続した充電よりも遅いが、HUAWEI Mate 20 Proは最大15Wでのワイヤレス充電が利用できるため、ワイヤレス充電としては短時間での充電が可能だ。
ところで、大容量のバッテリーに急速充電というと、ひとつ気になるのはバッテリーや充電時の安全性だが、HUAWEI Mate 20 Proは安全対策のため、過充電保護や高温防止の機能が搭載されている。ファーウェイは従来モデルからドイツの安全認証機関である「TUV Rheinland」で大容量バッテリーと急速充電の試験を実施しており、今回も厳しいテストをクリアした製品が世に送り出されている。
充電に関連する機能で、もうひとつユニークなのがワイヤレス充電のリバースチャージだ。HUAWEI Mate 20 Proは約4200mAhの大容量バッテリーを搭載しているが、端末内で設定を切り替えることにより、バッテリーに蓄えられたエネルギーを使い、他のワイヤレス充電対応製品を充電することができる。たとえば、複数の端末を持つユーザーで、その端末がワイヤレス充電に対応していれば、バッテリー残量が少なくなったとき、HUAWEI Mate 20 Proの背面に合わせると、充電ができるわけだ。複数の端末を持つユーザーには非常に便利な機能のひとつだろう。
CPU、GPU、AIのパフォーマンスを向上させた「Kirin 980」搭載
スマートフォンの心臓部とも言えるチップセットは、IFA 2018の基調講演でも説明されていた「Kirin 980」が搭載される。ファーウェイは同社のスマートフォンのフラッグシップモデルに自社製チップセットを採用しており、直近では昨年の「HUAWEI Mate 10 Pro」と今夏の「HUAWEI P20 Pro」に初のAI対応チップセット「Kirin 970」が搭載されていた。
Kirin 980は現在、もっとも微細な7nmのプロセスルールで製造されており、Cortex-A76をベースに、2つNPU(Neural Prossesing Unit)、Mali-G76のGPUによって構成されている。従来のものに比べ、CPU、GPU、NPUのいずれもパフォーマンスやエネルギー効率で大きく向上しているが、なかでもNPU性能は2倍近い性能向上を実現している。Kirin 980による性能向上はアプリの起動や操作のレスポンス、写真などのスムーズな表示など、全体的なパフォーマンスに寄与するほか、長く利用したときの性能低下を抑える効果も実現している。
LTEのデータ通信はCat.21準拠の受信時最大1.4Gbpsに対応可能であり、4×4 MIMO、5CC CA、256QAMなどの最新技術にも対応する。こうした幅広いモバイルネットワークに対応するスペックは、ユーザーが長く、さまざまな国と地域で利用するうえでも有用なアドバンテージになる。
その他の通信環境ではWi-FiがIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応、Bluetoothが5.0対応となっており、BluetoothのコーデックはSBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC/HWA Audioに対応する。3.5mmイヤホンマイク端子は備えられていないため、パッケージには3.5mmイヤホンマイク端子 - USB Type-C外部接続端子の変換アダプタが同梱される。
ファーウェイ製端末では従来モデルからパソコン用ディスプレイに接続したとき、端末をパソコンのように利用できる「PC Mode」をサポートしていたが、HUAWEI Mate 20 Proではこれを進化させ、ワイヤレス投影による表示を可能にしている。家庭用テレビやパソコン用ディスプレイがMiracastなどのワイヤレス投影に対応していれば、HDMIケーブルなどを接続しなくても大画面でパソコンライクな使い方ができるわけだ。
SIMカードは本体下部にnanoSIMカードを装着可能なSIMカードトレイが備えられており、デュアルSIM&デュアルスタンバイに対応する。microSDカードには対応しないが、nanoSIMカードと同じサイズのNMカードがサポートされており、2枚目のnanoSIMカードの代わりに装着して、ストレージとして利用できる。
実用面において、意外に効果が大きいのがGPSの対応が拡張していることが挙げられる。一般的なスマートフォンに搭載されるGPSは、L1と呼ばれる周波数のみに対応しているのに対し、HUAWEI Mate 20 ProはL5と呼ばれる周波数にも対応しており、高精度の現在地測位を可能にしている。たとえば、東京や大阪の中心部など、ビルが立ち並び、高架が多くかかるエリアでは、GPSの信号がうまく受信できず、現在地の測位がずれてしまうといったことが起きやすいが、HUAWEI Mate 20 Proではこうしたエリアでもすばやく現在地を測位でき、ずれが置きにくいというメリットがある。地下鉄を降りて、地上に出たとき、なかなか現在地が測位できないといったことも起きにくくなるわけだ。
プラットフォームはAndroid 9 Pie、ファーウェイのユーザーインターフェイスは最新のEMUI 9.0が搭載される。Android 9 PieはAndroid 8.0からアプリ一覧の表示などの操作が変更され、使いにくいといった指摘が多いが、HUAWEI Mate 20 Proは従来モデルでサポートされていた3つのキーによるナビゲーションをするなど、ユーザーの好みに応じて、ユーザーインターフェイスをカスタマイズできるようにしている。画面をより広く使いたいユーザーには「ジェスチャー」と呼ばれる新しいユーザーインターフェイスも追加されており、上方向にスワイプしてホーム画面を表示したり、左右の湾曲している部分を内側にフリックして[戻る]、上方向にスワイプした指を画面中段で止めて[アプリ履歴]といった操作をできるようにしている。他機種からの乗り換えユーザーにも適した操作体系と言えそうだ。
インターフェイスを自分好みにカスタマイズできる
AIで進化したトリプルカメラ
さて、今やファーウェイの代名詞とも言えるダブルレンズカメラ、トリプルレンズカメラだが、今回のHUAWEI Mate 20 Proは、今夏に登場したHUAWEI P20 Proに引き続き、3つのイメージセンサーで構成されたLeicaトリプルカメラを搭載する。ただし、ファーウェイのこれまでのモデルとは違い、新設計の「Matrix Camera System」と呼ばれるカメラシステムを採用している。
メインカメラは背面の中央上の部分に搭載されており、3つのイメージセンサーによるカメラと1つのLEDフラッシュがマトリクス状に並べられた印象的なデザインとなっている。3つのカメラの内、上段備えられているのが40MピクセルのCMOSイメージセンサーにF1.8のLeicaレンズを組み合わせたカメラで、35mm換算で27mm相当という広角カメラとなっている。普段はこのカメラをメインで利用することになる。
左から望遠レンズ×3、×5、×10
望遠レンズによる作例
LEDフラッシュの真下の下段に内蔵されているのが8MピクセルのイメージセンサーにF2.4のレンズを組み合わせたカメラで、35mm換算で80mm相当の望遠カメラとなっている。広角カメラの約3倍の望遠になるが、デジタルズームを組み合わせることで、最大10倍まで被写体に寄って、撮影することができる。その隣にあるのが20MピクセルのイメージセンサーとF2.2のレンズを組み合わせたカメラで、35mm換算で16mmという超広角カメラとなっている。
この3つのカメラの内、メインで利用する広角カメラにはセンサーサイズが1/1.7インチというコンパクトデジタルカメラを上回るスペックのものが搭載されており、より多くの光を取り込むことで、暗いところでも美しく明るい写真を撮影できるようにしている。
また、多くのスマートフォンが苦手としてきたマクロ撮影にも対応しており、被写体に2.5cmまで近付いて撮影することができる。花などを撮影するときにはかなり効果的だが、食事などを撮影するときにも活用してみると、今までにない面白い写真を撮ることができそうだ。ぜひ、いろいろなシーンで活用した機能のひとつだ。
スーパーマクロ
マクロ撮影の作例
ところで、従来のHUAWEI Mate 10 Pro、今夏のHUAWEI P20 Proなど、これまでのファーウェイの多くの機種ではモノクロのイメージセンサーとカラーのイメージセンサーを組み合わせることで、他のスマートフォンにはない高品質な写真を撮影できるようにしてきたが、今回のHUAWEI Mate 20 Proではこうした手法をやめ、カラーセンサーのみでカメラを構成している。これはイメージセンサーのサイズの大型化やAIを活かした画像処理などにより、1つのカメラでも高品質な写真を撮影できるようになったための措置になる。その分、新たに超広角カメラを組み合わせることなどで、今まで以上にさまざまなシーンにおいて、高品質な写真を撮影できるようにしている。
HUAWEI Mate 20 Proは1つのカメラで高品質な写真を撮影できるが、すべての写真を1つのカメラで撮影しているのではなく、ワイドアパーチャーモードやポートレートモードなどで撮影するときは、2つのカメラの被写界深度情報を活かし、美しいボケ味の利いた写真を撮影できるようにしている。このボケ味の利いた写真の撮影には、2つのカメラ情報に加え、AIによる処理も加えられており、より自然な仕上がりの写真が誰でも簡単に撮ることができる。
ポートレートモードでの作例
また、従来機種でも高い評価を得たAIによる被写体やシーンの認識は、さらにAIが進化を遂げたことで、より多くのシーンに適した設定で撮影することができる。なかでも夜景モードは秀逸で、HDRの効果も相まって、他のスマートフォンにはない美しく雰囲気のある写真を撮影することが可能だ。これからのシーズン、夜景やイルミネーションを撮影する機会が増えるが、まさにそういったシーンにも強さを発揮できるカメラと言えるだろう。
本体の前面上部のノッチ部分に内蔵されたフロントカメラは24MピクセルのイメージセンサーにF2.0のレンズを組み合わせる。前述したように、このフロントカメラ部分には被写体を立体的に捉えるセンサーが組み込まれており、3D顔認証に利用できるだけでなく、セルフィーについてもより自然に美しく撮影することができる。この立体的に被写体を捉えるフロントカメラとセンサーを使い、自分の顔の動きに合わせた3Dライブ絵文字を作成することが可能で、動画やGIFアニメーションとして保存し、SNSなどでシェアすることもできる。この他にもフロントカメラを利用した3Dモデリングの機能もサポートされる。
モデルのセルフィー作例
カメラを活かした機能としては、「AI Vision」と呼ばれる認識機能が挙げられる。カメラを起動し、左上のアイコンをタップすると、「AI Vision」の機能が起動する。QRコードやテキストを認識できるほか、[ショッピング]をタップすれば、ファインダー内で認識した被写体に類似した商品を検索できたり、[識別]をタップすれば、映し出された被写体の情報を知ることができる。たとえば、オレンジを映し出せば、それがオレンジであるという情報に加え、カロリーなどの情報も表示される。この機能はマイクロソフトの「Cognitive Service」の技術を活かしたものになる。
史上最強の道を突き進む「HUAWEI Mate 20 Pro」は買い!
スマートフォンは元々、携帯電話をベースに、メールやインターネット、アプリなどの機能を追加しながら、成長してきた。次々と新しい機能が搭載され、各社の新しいサービスに対応しながら、市場に浸透してきたが、ここ数年、スマートフォンは成熟し、進化が落ち着いてきたのではないかと見る向きもあった。
しかし、ファーウェイはダブルレンズカメラなど、ユーザーが実際に利用するうえで役立つ機能やハードウェアを次々と搭載し、スマートフォンの進化をリードしてきた。今回発表されたHUAWEI Mate 20 ProはHUAWEI P20 Proから継承したトリプルカメラを進化させるだけに留まらず、約4200mAhの大容量バッテリーやリバースチャージ、ディスプレイ内蔵指紋センサーなど、これまでにない新しい機能を積極的に搭載している。これに加え、新しい世代となったAI対応チップセット「Kirin 980」のポテンシャルをさまざまな機能に活かすことで、ユーザーに使う楽しさ、面白さ、安心感などを体験できる端末に仕上げられている。「HUAWEI Mate 20 Pro」はスマートフォンの進化を最大限に楽しめる一台でアリ、この冬、多くのユーザーに楽しんで欲しい端末と言えるだろう。