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“アングル”は後から決める、青空も夜景もおまかせで撮れるDJI「Osmo 360 II」は失敗ゼロのカメラだ

 「360度カメラは、プロが凝った映像を撮るための道具」――そう思って躊躇している人も多いはず。実は360度カメラこそ、スマートフォンだけでは撮れない映像が、動画撮影に詳しくないユーザーでも手軽に撮影できるカメラだ。

 そんな360度カメラに、DJIから新型の「Osmo 360 II」が登場。独自開発のスクエアセンサーによるネイティブ8K画質とAIスーパーナイト2.0を搭載し、難しいカメラ設定をせずとも夕暮れや夜の街並みをクリアに記録してくれる。

DJIから新世代の360度カメラ「Osmo 360 II」が登場

12年・3世代にわたる技術の結晶

 DJIの360度撮影技術は、一朝一夕に生まれたものではなく、ドローンやスタビライズシステムで培われた長年の技術蓄積と、3世代にわたる共通の起源が存在する。

 始まりは、DJIが長年にわたり空撮ドローンで磨き上げてきた、魚眼レンズの歪み補正とパノラマ・スティッチング(画像接合)技術。風が強く、光量が激しく変動する空という過酷な条件下で鍛え上げられたアルゴリズムが、同社の全景技術の礎となっている。

 プロ向けのRoninシリーズ ジンバルで磨き上げられたスタビライズ性能は、パノラマ映像の手ブレ補正の土台となっている。一方、歴代のハンドヘルド型Osmo Actionカメラを通じて洗練された画質、シーン認識、ユーザーインサイトが、全景カメラのユーザー体験を形作った。歪み制御、高度な手ブレ補正、カラーサイエンスといった技術が集約され、DJIのパノラマ製品シリーズへと統合されている。

 さらに前モデルとなる「Osmo 360」で、DJIは業界初となる「スクエアCMOSセンサー」を採用し、全景カメラの画質を飛躍的に向上。従来の長方形センサーをパノラマ撮影に用いる場合、イメージサークルが円形であるため左右の約25%が無駄(無効領域)となり、カメラの大型化や発熱、消費電力を引き上げていた。

「スクエアCMOSセンサー」により、無効領域が少なくなり画質が向上

 その後、第2世代「Avata 360」全景ドローンで高速移動環境下でのスティッチングの安定性を検証し、高速シーン・低空域における映像スティッチング技術を向上させることに成功した。これらの技術が集約し完成したのが第3世代「Osmo 360 II」で、ハードとソフトが高度に統合され、360度カメラの新たな基準を定義している。

 Osmo 360 IIは、9月4日~8日までドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2026」において、ドイツおよび世界の主要メディアから「Best of IFA」製品として高く評価され、計17個の賞を受賞した。

Osmo 360 IIでは8K/60fpsでの撮影が可能となった

DJI Osmo 360 IIをさらに詳しく知りたい方はコチラ

空間をそのまま切り取る「ネイティブ8K/60fps」

 動画機としての基本的な性能は一級品。周囲360度の空間を丸ごと滑らかに保存する「ネイティブ8K/60fps」と、過酷な明暗差に対応する「14.5ストップダイナミックレンジ」の組み合わせが、旅行時のVlogなどの撮影時にクオリティをプロレベルへと引き上げてくれる。

旅先での撮影などにピッタリのOsmo 360 II

 360度カメラは、「撮る方向をあらかじめ決める必要がない」のが最大のメリット。カメラを回しておきさえすれば、周囲の空間すべてを記録でき、後から好きなアングルを切り出すことができる。たとえば街歩きの撮影の際、ワイプで自撮りを出しながら、街の風景を好きなアングルで表示する。こういった撮影がカメラ1台かつ1カットで可能。

アプリで「デュアル録画」を選べば、簡単にワイプつきの映像が編集できる

 最近のスマートフォンでも前後のカメラを使った同時撮影も可能だが、その場合は構図の自由度が低くなる。その点、Osmo 360 IIなら、自分はしっかりと構図の中心に据えつつ、前方アングルの景色を左右に振るといった編集もできるわけだ。

 Osmo 360 IIは、全景撮影において「ネイティブ8K/60fps(解像度:7680×3840ドット)」を実現している。さらに2.4μmの融合大画素と高性能チップ、強力な手ブレ補正(RockSteady 3.0)により、歩行時のブレを完全に吸収し、滑らかな映像を提供してくれるのもうれしいポイントだ。

 ちなみにネイティブ8K/60fpsという仕様は、一般的なスマートフォンやパソコンモニターのリフレッシュレート(60Hz)に一致する。そのため再生時に余計なフレームレート変換が発生せず、コマ落ちのない自然な映像体験が可能となり、旅行中ならその空気感がそのまま保存される感覚だ。

長めの自撮り棒を使えば、ドローンで撮ったような撮影も可能に

 ここで威力を発揮するのが、「14.5ストップの高ダイナミックレンジ」だ。明るさの許容範囲が倍増し、さらに前後2つのレンズがそれぞれ独立して自動露出を行う「独立露出」に対応しているのがポイント。片方のレンズが強い陽に向いており、もう片方が日陰を向いているような環境でも、双方の露出を個別に最適化し、白飛びや黒潰れを強力に防止してくれる。

前後で明るさが違うようなケースでも、独立露出で白飛びや黒つぶれが防げる

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かざすだけで即連携の「NFC Tap」

 こういったカメラとスマートフォンを連携させる際、スマートフォンのWi-Fi設定を開いてカメラのアクセスポイントを探し、接続を待つといった、従来の手順は意外とめんどう。どれだけカメラの性能が良くても、こういった手順の煩雑さで日常的に使わなくなってしまいがちとなる。Osmo 360 IIは、このモバイル連携を驚くほど快適に、そして直感的にデザインしている。

 Osmo 360 IIとスマートフォンの連携は、新たに搭載された「NFC Tap」機能により、ロックを解除したスマートフォンを、カメラ本体のNFCエリアに近づけるだけ。これだけで、自動的にスマートフォン側で「DJI Mimo」アプリが起動し、カメラへの接続が完了する。

本体下部の停止ボタン付近に、スマートフォンのNFCアンテナを近づければ、アプリが起動する

 このNFC TapはOsmo 360 IIが「電源オフ」の状態からでも動作する。スマホをかざすだけでカメラが自動で起動し、さらにシステムは現在の状況を検知して最適な画面に遷移するようになっている。

 たとえば、カメラが現在「録画中」なら、自動的にリアルタイムのライブビュー画面を起動。カメラ側で複数の素材を選択中なら、自動ダウンロード画面に遷移。パノラマ写真や動画を再生中では、パノラマ編集画面が開くといった具合だ。接続ボタンを押すことなく、状況に合わせて最適な画面に一瞬でジャンプできる。

アプリに遷移して、すぐに作業ができる

 さらにWi-Fi 6に対応しているため、対応するスマートフォンなら、大容量のデータもストレスフリーでスマホに転送可能。撮ったその場でSNSにシェアするまでの流れが、極めてスムーズに完結するわけだ。

本体からスマートフォンへの転送は、かなり高速

 加えて、アクティブなシーンで威力を発揮するのが、新たに搭載された「スポットライトフォロー」だ。被写体を自動でロックして360度全方位でトラッキングし、スキーやサイクリング中のセルフ撮影や追尾撮影を強力にサポートしてくれる。画面上の被写体をダブルタップするだけでロックでき、見失った際の通知機能も備えているため、動きの激しいシーンでも直感的に撮影をコントロールできる。

 このモード最大の魅力は「編集作業の圧倒的な手軽さ」だ。360度動画の編集で一番面倒な「手動で被写体を追いかけ続けるリフレーム作業」が完全に不要となり「DJI Mimo」アプリや「DJI Studio」を使えば、被写体を常にフレーム中央に捉え続けたフラット動画を書き出せる。


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夜景を劇的に変える「AIスーパーナイト2.0」

 本機を使っていて驚かされるのが、夕暮れから夜にかけての圧倒的な暗所撮影性能だ。

 陽が完全に落ちたあとは、これまでの360度カメラやアクションカメラではノイズが目立ちがちだった。しかし、Osmo 360 IIはf/1.9の大口径レンズに加え、高性能チップと最新のニューラルネットワーク(NN)による「AIスーパーナイト2.0」アルゴリズムを搭載している。これにより、8K/30fps撮影時には、このフルバージョンのNNノイズ低減アルゴリズムが動作し、夜景のディテールを保ちながら暗部ノイズをきれいに消し去ってくれる。

AIスーパーナイト2.0に設定

 実際に21時頃に歩きながら撮影してみたが、白飛びが抑えられ、通行人の肌の質感まで滑らかに描写された。スマホカメラではノイズが目立ってしまう薄暗い環境でも、特別なマニュアル設定なしで、作品クオリティの美しい全景夜景動画を撮影することが可能だ。

AIスーパーナイト2.0で撮影
標準設定で撮影

 さらに、静止画のクオリティもかなり高い。本機は、シャッターボタンを一押しするだけで、周囲360度の空間を「1.2億画素(120MP)HDR写真」として瞬時に記録できる。この1.2億画素という圧倒的な情報量は、撮影後に「DJI Mimo」アプリ上で再生・編集する際に真価を発揮する。

写真も撮影後にアングルを調整できる

 特定のディテールをスマートフォンの画面上でズームして好きなアングルで切り出しても、画質の荒れはほとんど感じない。1枚の360度パノラマ写真から、複数の異なる高品質な平面写真を何枚も作り出せるのは、非常に便利だ。


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Twist Shotから内蔵ストレージなど便利な機能も

 画質や連携力に加え、実際の使い勝手やタフネスもさらに向上させている。例えばTwist Shotは、自撮り棒をクイックに2回ひねるだけで、カメラ画面を操作することなく即座に撮影や録画を開始できる。これは移動中の意図しないボタン接触による録画の「誤停止」を防ぐロック機構も兼ねており実用的。

Twist Shotをオンにすれば、手首をひねる動きだけで録画をスタートさせられる

 128GBの高速内蔵ストレージ(実効容量は約105GB)を標準搭載しているのもありがたい。メモリー価格の高騰が止まらない中で別途、メモリーカードを購入せずに済む内蔵ストレージを備えているのはコストパフォーマンスが高い。また、撮影現場に着いたら、microSDカードがセットされていなかったというのも、よくある失敗。こういったときでも、本体だけで8K動画をたっぷりと録画し、スマートフォンやパソコンに高速で転送できる「カードレス運用」が可能だ。

本体だけで約105GBぶんのストレージが用意されている
microSDカードも本体側面からセット可能

 タフネスさとしては、レンズ表面に第2世代の超硬質コーティングを施し、前世代比で傷への強さが150%向上している。さらに、万が一傷がついた場合でも、ユーザー自身が保護ガラスを交換・セルフキャリブレーションできる設計を採用している。

保護ガラスの強度は150%アップ
さらにセルフで保護ガラスを交換可能

 あらかじめ予備の保護ガラスや専用の工具がセットになった「レンズ交換キット」を用意しておけば、撮影現場でアクシデントがあっても保護ガラスを交換して撮影が続けられる。このほかにも、通常100分の連続録画時間をさらに180分延長できる「バッテリー延長ロッド」も用意されている。

Osmo 360 II レンズ交換キット
Osmo 360 II バッテリー延長ロッド

 Osmo 360 IIは、独自開発のスクエアCMOSが生み出す圧倒的なネイティブ8K画質や、「AIスーパーナイト2.0」、白飛びを防ぐ「14.5ストップダイナミックレンジ」といった高い性能を持つ。これらが、複雑な設定を必要とせず、ただ持って歩くだけで自動的に機能する。そして、NFC Tapによる極上のスマートフォン接続や、105GBの内蔵ストレージによる安心感が、持ち歩きの心理的ハードルを極限まで下げてくれている。

スマホでは撮れない映像が、これ1台で手軽に撮れる

 録画ボタンを押すだけで、その場所の空気感、光、表情まですべてが映画のワンシーンのように美しく保存される。スマートフォンでの撮影では得られない、この新しい自由な撮影体験を、ぜひ体験してみてほしい。

Osmo 360 IIで新しい撮影体験をしよう

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10月2日までの期間、DJI 公式オンラインストア、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで Osmo 360 II のコンボを購入する場合、Osmo アクセサリー製品が20%割引となります。