特集:ケータイ Watch20周年
【今日は何の日?】2008年11月27日はノキアが日本市場撤退を発表した日
2020年11月27日 11:46
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
2008年11月27日はノキアが日本市場撤退を発表した日です。当時の記事によると、日本に拠点を置く開発拠点は残すものの、端末の販売は打ち切るとしています。ノキア上級副社長ティモ・イハオティラ氏(当時)は「現在の厳しい世界的な経済傾向の中では、日本独自の製品展開のための投資を続けていくことはできないと判断した」とコメントしています。
ノキアは世界中で多数の携帯電話を販売する有力なメーカーのひとつでしたが、一方でまだフィーチャーフォンが圧倒的多数で、極めて特殊なニーズだった日本の携帯電話市場では、リテラシーの高い層は惹きつけられたものの、広い支持を得るには至らなかったようです。
その後、紆余曲折を経て端末事業は現在、HMD GlobalがNOKIAブランドの端末を開発しています。5眼カメラの「Nokia 9 PureView」やかつて海外で人気を博した端末の復刻などで話題を呼びました。スマートフォン全盛の今、ノキアにももう一度日本市場に戻って来てもらいたいところです。