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ノキアは、日本での携帯電話端末の販売および販売活動を打ち切ると発表した。
発表によれば、日本では端末販売および販売活動を打ち切るものの、日本に拠点を置くR&Dセンター(開発部門)や部品調達事業は今後も展開していく。同社の高級ケータイ部門「VERTU」については対象外とのことで、予定通り進められる見込み。
同社上級副社長のティモ・イハムオティラ氏は「現在の厳しい世界的な経済傾向の中では、日本独自の製品展開のための投資を続けていくことはできないと判断した」とコメントしている。
ノキア・ジャパンによれば、今回の販売打ち切りの対象は、ノキアブランドで提供する直販の携帯電話端末だけではなく、キャリアブランドで販売されるモデルも含んでいるとのことで、日本国内での端末販売・供給から一切手を引くことになる。2009年上期中に販売活動を取り止める。
発売済みの現行モデルについては、今後もユーザーが不自由なく利用できるようサポートしていく。発表済みで未発売のモデルについては、「キャリア提供の端末であり、先方と話しながらどう進めていくか検討していくことになるため、ノキア単独ではコメントできない」としている。
NTTドコモでは、「店頭にある現行モデルについては今後も販売し、アフターサービスも継続していく。新機種として発表したE71については、販売中止を含め、両社で今後検討していく。現時点で決定した事項はない」としている。一方、ソフトバンクモバイルでは「28日発売予定のN82については予定通り発売する。今後については、これからノキアと話し合いを進めていく」としている。本誌が27日夕刻、家電量販店を調査したところ、28日発売予定のソフトバンク端末「N82」の予価は6万4320円、24回払いでは1回あたり680円と案内されていた。
■ URL
ノキア・ジャパン プレスリリース
http://www.nokia.co.jp/about/release_081127.shtml
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(関口 聖)
2008/11/27 14:26
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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