特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】2009年11月4日は、ソニー・エリクソンが「Xperia X10」を発表した日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 2009年11月4日は、ソニー・エリクソン(現ソニーモバイル)がAndroidスマートフォン「Xperia X10」を発表した日です。

 Xperia X10は、ソニー・エリクソン初のAndroidスマートフォンでした。Xperiaシリーズはもともと海外でWindows Mobile端末として「Xperia X1」「Xperia X2」に加えてフィーチャーフォンの「Xperia Pureness X5」と展開されていましたが、X10からはAndroid端末として登場。従来はスライドキーボードや操作ボタンを備えていましたが、今の流れに続くフルタッチパネルデザインになり、画面も従来の3インチ台から4インチへと大画面化しました。

 日本でも「Xperia SO-01B」としてNTTドコモから発売され、まだスマートフォンがあまり一般消費者に認知されていなかった2010年前後において、日本のAndroidスマートフォンの認知向上に一役買った存在と言えるでしょう。

 発売当初は、タッチ操作が前提の設計でありながら、マルチタッチに非対応であったり動作に少々のまったり感が否めなかった本機ですが、後のアップデートで2本指限定ながらマルチタッチが可能になり、海外の一部限定ではあるもののAndroid 2.3(出荷時verは1.6)へアップデートされるなど、恵まれた機種だったのではないでしょうか。