特集:ケータイ Watch20周年
【今日は何の日?】2009年9月10日は日本通信が「非常時特別プラン」を発表した日
2020年9月10日 06:00
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
2009年9月10日は、日本通信がパンデミックなど非常事態向け特別プランを発表した日です。当時提供されていた法人向けデータ通信サービス「I・Care3G」の中で提供されたもので、これはUSBに接続するドングル型の端末経由で通信するサービスでした。
非常時通信プランの場合、データ通信端末(1万4760円、12・24回払い)を購入後、最初の24カ月は緊急時に利用した分の通信料(1分20円)だけが請求される仕組みのため、全く通信を使わなければ端末の分割払いのみで回線を維持できるというものでした(端末代は一括払いも可)。
2009年から2010年にかけては、いわゆる「2009年新型インフルエンザ(H1N1型)」が世界的に流行した年でした。流行初期には致死率が高いとされ、世界的に警戒が強まっており、日本通信のプランも企業の在宅勤務需要に応える狙いだったようです。
ここから10年の時を経て、今度は新型コロナウイルスにより再び同じ状況か、あるいはそれ以上の事態に見舞われていますが、こうしてみるとまさに歴史は繰り返すという瞬間を目の当たりにしているような気がしてなりません。今回のことでも、テレワークの動きが活発になりました。果たしてこうした働き方改革は今度こそ定着するのでしょうか。