特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】2009年9月11日、ドコモ初のソーラー充電対応携帯「SH-08A」が発売

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
SH-08A

 今から11年前の2009年9月7日、ドコモ初となるソーラー充電対応のFOMA端末「SH-08A」が発売されました。

 SH-08Aは、液晶側の背面にソーラーパネルを搭載し、太陽光で携帯電話の内蔵バッテリーを充電できるシャープ製のFOMA端末。基本的な仕様は、「SH-05A」と同等で、IPX5/7等級の防水にも対応。10分間のソーラー充電で約1分の連続通話が可能でした。

 ほかのキャリアでも、シャープ製で同様にソーラー充電機能を搭載した端末は、KDDIからは「SH002」、ソフトバンクモバイルからは「936SH」が発売されていました。ドコモからSH-08Aが発売したことにより、3キャリアで同様のコンセプトの端末が発売されたことになりました。

SH-08Aでは「クリスタルカットパネル」を採用

 これら3機種は、カメラの画素数など細かい部分で仕様が異なっていましたが、大きな違いとして、SH-08Aでは唯一、ソーラーパネル面に太陽の光をイメージした「クリスタルカットパネル」を採用し、光が当たることでキラキラ輝いて見えるようなデザインが特徴となっていました。

 なお、SH-08A以来、ドコモからはソーラーパネル搭載の端末は発売されていません。少し寂しい思いもありますが、「なんでも端末に搭載してやるぜ」が通用しなくなってしまったのも、時代の流れでしょうか。