特集:ケータイ Watch20周年
【今日は何の日?】2004年の今日、FOMA初のおサイフケータイ対応端末「F900iC」が発売
2020年8月7日 06:00
16年前(2004年)の今日、NTTドコモは富士通製のFOMA端末「F900iC」を発売しました。
F900iCは、FOMA端末としては初のiモード FeliCa(おサイフケータイ)対応端末。2003年に発売された「F900i」をベースにFeliCa機能を搭載した端末で、画面サイズの大型化やオートフォーカス付きのカメラを搭載するなど、ハードウェア面や基本機能も強化されました。
また、当時の富士通製端末らしくセキュリティ面の機能も大きくアピールされ、指紋認証やによるおサイフケータイのロック機能など、多彩なセキュリティロック機能が搭載されていました。
ボディカラーはオレンジ、レッド、パープルシルバー、チタンブラックの4色が用意され、地味なカラーの多かったおサイフケータイ対応端末の中で、オレンジやレッドといった明るく目立つカラーバリエーションはひときわ目を引く存在でした。
おサイフケータイのサービスは2004年7月10日の「P506iC」の発売にあわせて開始され、電子マネー「Edy」など10社のサービスが携帯電話で利用できるようになりました。なお、本命ともいえる「モバイルSuica」はこのスターティングメンバーに含まれておらず、少し遅れて2006年1月28日にドコモやauの限られた端末で提供が開始されました。
ここ数年ではおサイフケータイを利用しない決済サービスが多数登場してきましたが、サービスが終了したものも含めてコード決済サービスを一通り利用してきた筆者としても、国内で利用するのであれば結局便利なのはおサイフケータイ。おサイフケータイのしくみが今後大きく変わることはないと思いますが、フィーチャーフォンでもおサイフケータイを利用していた筆者として今後もおサイフケータイを応援していきたいところです。