iPhone駆け込み寺
iPadでWi-Fi 6Eを利用するには？ パフォーマンスを最大化する方法を紹介
2023年1月7日 07:00
Wi-Fi 6Eとは、2.4GHz帯と5GHz帯に加え6GHz帯も利用するWi-Fi規格で、対応するデバイスでは、高速で信頼性の高いワイヤレス通信が可能になる。
アップル（Apple）製のデバイスでは、2022年10月発売の「iPad Pro 11インチ（第4世代）」と「iPad Pro 12.9インチ（第6世代）」がWi-Fi 6Eに対応している。
そこで本稿では、「Wi-Fi 6Eを利用するために必要なもの」「Wi-Fi 6Eネットワークの互換性」について紹介する。
Wi-Fi 6Eを利用するために必要なもの
Wi-Fi 6Eに接続するためには、「iPad Pro 11インチ（第4世代）」「iPad Pro 12.9インチ（第6世代）」のいずれかのデバイスが必要となる。
さらに、Wi-Fi 6Eに対応したルーターまたはアクセスポイントを用意し、2.4GHz帯または5GHz帯を有効にする必要がある。
Wi-Fi 6Eネットワークの互換性を担保するには？
Wi-Fiルーターでは、すべての無線周波数帯（2.4GHz帯、5GHz帯、Wi-Fi 6Eネットワークの6GHz帯）に対して同一のネットワーク名を使う必要がある。同一の名前が使われていない場合、デバイスはネットワークの互換性が制限されていると判断する。
その後、対応する5GHzネットワークの名前を検知すると、互換性向上のため、5GHz帯に接続するかどうかを確認するメッセージが表示される。「OK」を選択すると、デバイスは5GHz帯に接続するため、Wi-Fi 6Eのメリットは得られない。
「今はしない」を選択すると、デバイスWi-Fi 6Eネットワークを使用する。
その後、ルーターをアップデートしたうえで同一のネットワーク名を使うよう促すメッセージが表示される。そのネットワークの管理者であれば、各周波数帯の名前を編集し、同一名にする必要がある。
デバイスでWi-Fi 6Eモードをオフにするには？
Wi-Fi 6Eの使用時に問題が起きる場合は、そのネットワークへの接続時にWi-Fi 6Eモードをオフにすることで対処できる。デバイスはそのネットワークの6GHz帯を使わなくなる。
手順としては、まず「設定」→「Wi-Fi」の順に接続する。次に、接続先のネットワークの名前をタップし、「Wi-Fi 6E モード」→「オフ」を選択する。