レビュー

18日発売の「Fire TV Stick 4K/4K Max」クイックフォトレビュー

 アマゾン・ジャパンは18日、Fire TV Stickシリーズの新型「Fire TV Stick 4K」と「Fire TV Stick 4K Max」を発売する。本稿では新機能などを中心に実機などの写真をお届けする。

18日に発売

 Fire TV Stick 4Kは、1.7GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載。Wi-Fi 6に対応したことで全モデルより25%性能が向上したという。Dolby Visionのほか、HDR、HLG、HDR10+、Dolby Atmosにも対応する。

 Fire TV Stick 4K Maxでは、2GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載し、Wi-Fi 6Eに対応。よりスムーズに利用できる。アンビエントディスプレイ機能を搭載するほか、ストレージ容量が16GBと前モデルの2倍になった。

無料のタブ、最上位モデルではアンビエントディスプレイ

 2023年の取り組みのひとつとして「無料/追加料金なし」のタブが追加された。リモコンでの操作もしくはアレクサに「無料のタブを開いて」などと話しかけると移動できる。

 同タブに並ぶコンテンツは、ユーザーが現在登録していて新たに追加料金が発生しないコンテンツや広告付きの無料動画サービスのコンテンツ。アマゾンジャパン Amazon デバイス Fire TV 事業部 事業部長の西端明彦氏はこの機能を追加した狙いにについて「無料で見れるものはどれか知りたい」という声に応えたものと説明した。

無料/追加料金なしのコンテンツ(ユーザーの契約により内容は異なる)

 最上位モデルのFire TV Stick 4K Maxでは同モデル限定機能として、コンテンツを視聴していない間も活用できる「アンビエントディスプレイ」機能を備える。家族からのメッセージや天気予報の表示、予定の確認などが可能。

 さらに、美術館に収蔵されている著名な絵画の表示や海・山など景色を表示してテレビ画面を窓のようにして利用できるともされた。アンビエントディスプレイは、付属のリモコンのボタンを押して表示されるメニューやアレクサなどから起動できるほか、スクリーンセーバーのように自動起動もできる。

音楽も流せる(右)

 画像以外にも揺らめく焚き火など、動きのある画を表示することも可能で、アマゾンジャパン Amazon デバイス Fire TV 事業部 事業部長の西端明彦氏によれば、すでに投入されている国外の市場では人気が高い機能のひとつ。現状では14分で自動的に終了してしまうとのことだが、今後改善を予定しているという。

デバイスの需要は高い

 世界85カ国、2億台以上の販売実績を持つFire TVシリーズ。日本市場では2015年に発売されて以降、ラインアップを拡充してきた。

 操作性の良さやコンテンツ検索に適したユーザーインターフェイスなどが評価されているといい、西端氏によれば日本市場におけるFire TVは、コロナ禍以降でも順調にその販売を伸ばし続けており、好調という。テレビ自体にスマート機能を搭載したスマートテレビも徐々に普及が進んでいるなかだが、ストリーミングデバイスの需要は高いという西端氏。

 スマートテレビを購入した後、より快適な環境が欲しい、また本体を買い替えずにスマート機能だけを更新したいという需要がある。テレビ自体は気に入っているもののスマート機能が陳腐化してきた際、テレビを買い替えるよりも安いことから、ストリーミングデバイスが選ばれるという。

 新型のFire Stick TV 4KとFire Stick TV 4K Maxは10月18日に発売される予定。