レビュー

ドコモの「エコノミーMVNO」、契約はどういう流れになる?

 NTTドコモが10月7日に発表した「エコノミーMVNO」は、同社と連携するMVNOの通信サービスをドコモショップ店頭でも契約できるというものだ。

 第1弾として「OCN モバイル ONE」の取り扱いが10月21日に始まる予定で、12月をめどに「トーンモバイル」も提供される。

 とはいえ、実際にどういった流れで利用できるようになるのか。ドコモ広報に確認した内容をまとめた。

利用できるサービス、サポート

 「エコノミーMVNO」の取り扱いが始まると、ドコモショップ店頭では、対応サービスのSIMカードの発行や開通を含む新規契約の受付、そしてドコモブランドのスマートフォンの購入や故障受付を利用できる。

 APN(スマートフォンが通信する上で必要なアクセス先の情報)の設定を含む、アクティベーションやdアカウントの設定のサポートも受けられる。

 エコノミーMVNOのユーザーは、ドコモショップのスマホ教室も受講できる。

 なお、エコノミーMVNOのサービスは、ドコモオンラインショップや家電量販店では取り扱われない。

ショップ店員がおすすめしてくる?

 ドコモショップを訪れて料金を見直したい、という場合、スタッフから「エコノミーMVNO」が紹介されるのか、それともユーザーから申し出る必要があるのか。

 ドコモによれば、店頭ではパッケージが飾られることはないが、窓口へ「契約したい」と申し出れば、契約できるという。

 ユーザーからの申し出だけではなく、たとえばドコモショップ窓口で「1GB程度しか使ってない」というユーザーが相談がすれば、スタッフが「エコノミーMVNOのプランをご用意している」と提案するという流れが想定されている。

 エコノミーMVNOのプランが通常のドコモの料金と同じように扱われる格好で、ユーザーがエコノミーMVNOのプランを選べば、ドコモショップ窓口でエコノミーMVNOのサービスを契約することになり、その際、ショップスタッフが手助けしてくれることになる。

端末購入は

 ユーザーが使うスマートフォンについては、それまで使っていたものをそのまま利用できるほか、繰り返しになるがドコモブランドのスマートフォンを購入できる。

 一方で、メーカーブランドのSIMフリースマートフォンの販売については、検討段階にないという。「エコノミーMVNO」のひとつであるOCN モバイル ONEでは、メーカーブランドのSIMフリースマートフォンを提供しているが、その機種が販売されることは想定されていない。