レビュー

「Galaxy S21」クイックレビュー

 サムスン電子が発表した、Androidスマートフォンの新機種「Galaxy S21」「Galaxy S21+」「Galaxy S21 Ultra」の3機種のうち、今回、Galaxy S21の実機を試す機会に恵まれた。ただし通信はできないもので、今回は外観とカメラを中心に紹介する。

Galaxy S21

外観

 本体の大きさは71.2×151.7×7.9mm、重さは172g。ディスプレイは6.2インチ フルHD+ を搭載。

 持ってみると少し重量感を感じるくらいで、そこまで気にならない。薄くてコンパクトなサイズ感なので持ちやすく、片手でも簡単に操作できる。ディスプレイの左右が側面にカーブしている「デュアルカーブディスプレイ」ではなく、平面的なデザインなので、よりスリムな見た目となっている。

カメラ周辺

 背面のメインカメラ周辺は、やや出っ張りもあるが、通常利用する際には、気にならないだろう。

 側面には右側に電源ボタンと音量ボタン、下側にスピーカーとUSB Type-C端子、SIMスロットを備えている。

カメラ

 Galaxy S21シリーズのカメラ周辺は、金属フレームにシームレスに溶け込むデザインが採用されたため、明かりの少ない暗い場面でも明るく撮影でき、AI技術が統合された場面ごとに最適な撮影ができる。

 トリプルカメラは、上から、超広角(12MP、120度、F2.2、1.4μm)、広角(12MPデュアルピクセル、120度、F2.2、1.4μm)、望遠という構成。撮影時には、画面上部の「フィルター」をON/OFFして簡単にコントロールできる。

メインカメラ
夜景 ※ガラスの反射あり
超広角レンズ
望遠

 同じ場所から撮影した写真だが、超広角レンズだとやはりフレームに収まる範囲が広い。望遠は、ズーム倍率は3倍のハイブリット光学ズームと、最大30倍の超解像ズームに対応する。スペック通り、かなり遠くまで写せるようになっており、使っていると楽しい。うまく使えば面白い写真が撮れそうだ。また、AIによる手ブレ抑制があるため、とてもクリアな撮影ができる。

 「Galaxy S20」シリーズから搭載された「シングルテイク」という機能もある。この機能は、1度撮影ボタンを押すだけで複数の写真や動画を一度に撮影できる。モノクロや逆再生やいわゆるタイムラプス的な動画撮影もできる。

通常
モノクロ

ホーム画面とコントロールパネル

ホーム画面

その他の仕様

 メモリは8GB、ストレージは128GB/256GB。バッテリーは4000mAhで、利用にあわせて最適な電力消費になるよう制御する仕組みとなる。

 指紋認証センサーは、これまでより1.7倍の大きさになり、より感知しやすくなった。