レビュー

UNiCASEに聞いた「iPhone 12」新作おすすめケース12選!

 いよいよ発表されたiPhone 12シリーズ。今か今かと待ち構えていたユーザー諸氏は大勢いることだろう。

 ところで、iPhoneといえばやはりケース。最新のiPhoneに買い替えたらやはりケースも一新して新鮮な気持ちで使いたくなるもの。今年もiPhone用ケースの老舗ブランドUNiCASEからiPhone 12シリーズ用ケースが発売される。

 高い人気を誇るスーツケースブランドのゼロハリバートンとのコラボモデルや人気を博したSmooth Touchの新モデル、女性向けには新しい肩掛けケースのシリーズも登場した。

 今回は、CCCフロンティアデザインの矢原拓氏、上田真士氏、森克弘氏の3人におすすめのケースを聞いてみた。

矢原氏
上田氏
森氏

サイクリスト向け「ビアンキ」シリーズ

 スポーツ自転車で有名なメーカー、ビアンキのスマートフォンアクセサリーシリーズだ。

 手帳タイプの「Bianchi Water Repellent Folio Case」は、自転車に乗りながら使うことを想定しており、雨にぬれても水が浸透しにくい撥水加工がなされている。また、「Bianchi Hybrid Shockproof Case」はTPUのインナーを合わせた二重構造で耐衝撃性能を備える。

 ケース本体のほかにポーチ「Bianchi Water Repellent Smartphone Pouch」がラインアップ。このように主に自転車愛好家が必要とするであろう要素を詰め込んだのがこのモデルだ。

 タイトなポケットでも出し入れしやすいように薄型なデザインが施されている。素材にはデュポン製のアラミド繊維を使用。多くのロードバイクに使われている素材で、自転車とiPhoneケースの親和性を目指した。

定番のゼロハリバートンコラボモデルも

 アタッシェケースの老舗、ゼロハリバートンとのコラボモデル「ZERO HALLIBURTON Hybrid Shockproof Flip Case」と「ZERO HALLIBURTON Hybrid Shockproof Case」ももちろんラインアップ。

 前モデルと同じく背面ケースと手帳ケースの2種類がラインアップ。ただし、ブルーのモデルは前モデルよりも濃い青になった。これはゼロハリバートンのスーツケースにも採用される色に合わせた形。

 これまで7年ほど続いているゼロハリコラボモデル。今モデルからは要望が多かったというストラップホールを装備した。

 これまでと同じように見えるゼロハリケースだが、iPhoneが世代交代するごとに形状が微妙に変わるため、ケースの剛性やフィッティングが微妙に変わる。一見すると前モデルと大して変わらないんじゃないの? と思うが変わらないことを維持するために見えないところでは多くの苦労があるようだ。

心地よい手触りの「Smooth Touch Hybrid Case」

 Smooth Touch Hybrid Caseは、さらさらとしたなめらかな手触りが特徴なケースだ。

 グリーン・グレーに加えてグレージュ・パープルと全体的に落ち着いたトーンの色を採用。つや消しの塗装が品の良い光沢を放ち、シンプルでフラットな仕上げが上質さを際立たせるデザインだ。今回追加されたパープルとグレージュは女性からの要望があったものだという。

 前モデルからの変更点として、新たにストラップホールが設けられる。

 多くの場合、こうした質感のケースを作る場合、他社ではラバー塗装を表面に用いる。しかし、この場合、UNiCASEの目指す手触りを再現することは難しい。そこで、特殊な塗料を用いて色と質感の両立を目指したというこだわりぶり。塗装の選定は、担当者がいくつもの種類を試してようやく理想のものを探し当てたという。

 ちなみに、見た目のシンプルさとは裏腹に米国防総省が定める耐衝撃試験をクリアしており、万が一の落下時にはiPhoneを保護してくれる。タフネスケースがほしいものの、いかにもという派手な見た目を敬遠してきたユーザーにとっては最適かもしれない。

手塚治虫マンガのキャラが印象的、「TEZUKA OSAMU HYBRID CASE」

 キャラクター系のケースとしては、手塚治虫のキャラクターが描かれたケース「TEZUKA OSAMU HYBRID CASE」もラインアップ。

 鉄腕アトムやブラックジャック、ジャングル大帝などに登場する人気キャラクターが背面に描かれている。キャラクターの図柄は既存のものだけではなく、今回のケースのために新たに書き起こされたものもある。キャラクターやイラストの選定はUNiCASEの店舗スタッフにもアンケートを取って決められたというこだわりの一品。

 本体にはストラップホールが備えられ、耐衝撃性能を有しておりデザインだけでなく実用性も重視されている。

ウルトラカイジュウシリーズにはついにウルトラマンが

 UNiCASEでも人気のウルトラカイジュウシリーズのケース。iPhone 12シリーズにもラインアップされる。

 幅広い層に人気を博しているが、その中でも特に40代前後の支持が熱いという。iPhone 11シリーズでは背面ケースのみのラインアップだったが、手帳型復活の要望が多く、今回はその声に応える形となった。

 機能面では、内部のカードポケットが1枚差しから2枚差しに進化した。また、内ポケットの収納力も格段にアップ。手帳型は動画スタンドにもなる。ストラップホールと本体のスピーカーに合わせたスピーカーホールも備えた。

 ケース前面のフラップにバルタン星人などおなじみのウルトラ怪獣・快獣がエンボス加工であしらわれている。注目なのは、今回のシリーズで満を持してウルトラマンモデルが登場したことだ。初代ウルトラマンがおなじみ「スペシウム光線」のポーズを構えている姿は幅広い世代のファンの心をつかみそうだ。

 製品を実際に手にとって見ると、ウルトラマンのディティールが細やかに再現されている。型押しで作成されているらしく、顔の部分などは再現がとても困難だという。とくに口周りの細かさは必見だ。

 このケースには同じ機能をもたせた上で、カイジュウのデザインを省いたシンプルな見た目の「Daily Wallet Case」も用意されている。

鮮やかなクリスタルデザインの「Glass Shell Case」

 Glass Shell Caseは名前の通り、背面の模様がガラスで覆われた綺羅びやかな輝きがジュエリーのような雰囲気を醸し出すデザインが特徴のケース。側面はTPU素材でそれぞれの背面のカラーに合わせた塗装が施される。

 過去モデルのiPhone用ケースでも売れ筋ベスト3に入るというこのシリーズ。iPhone 12シリーズでも細かな改良を経て続投となった。

 ガラスを使用した背面は、端末の上下が少し盛り上がるデザインになっている。これは、テーブルにおいた際、背面のガラス面とテーブルが直接当たらないようにするための配慮という。

女性向けに長財布やバッグのような「Letter Ring Flipcase」

 iPhone 12シリーズからの新ラインアップとして、新たに「Letter Ring Flipcase」が用意される。

 本体は手帳型でレザー調の長財布かポシェットを思わせる外観。フラップにあしらわれたリング状の飾りなどは女性ユーザーに好まれそうだ。特徴的なのは、背面にカードポケット機能を持ち合わているところ。

 フリップ裏にあるリングは、フタになっているが、開いてiPhoneを使うときには支えるリングとしても使用できる。

MAELYS LOUNAの新製品も登場

 女性デザイナーがデザインしているという、女性による女性のためのブランドといったところの「MAELYS LOUNA」(マエリス・ルーナ)。

 「Clutch Ring Case」は、このケースに入ったiPhoneひとつだけでランチに行けたら、という発想で作られたという今回の新製品は、背面に小物入れが備えられている。目立ちにくいよう工夫されたジッパーを開くと、リップスティックやアトマイザーなどがいれられるようなスペースが出現する。

 小物入れはボタンで留まっており、開くとカード入れとメイク直しなどに使えるミラーが備えられている。カード入れの開口部は斜めにカットされており、出し入れがしやすいように配慮されている。

肩からかけられる「Tassel Tail Cat」

 猫がモチーフの「Tassel Tail Cat」シリーズ。女性に人気の同シリーズが今回もラインアップされた。

 本体側面にストラップが設けられており、肩にさげたときに「MEOW」の文字が正対するようなデザインになっている。

 女性ユーザーの間では、iPhoneの肩掛け需要が高まっているという。ちょうどハンドバッグを肩にかけるようなイメージだ。キャッシュレス決済の浸透も相まってか、財布がどんどん小さくなり、むしろスマートフォンのほうが大きな荷物ということも珍しくない。故に、こうした肩掛けのケース需要は根強いようだ。

女性におすすめ、Cross Body Case

 iPhoneを肩にかけてハンドバック感覚で持ち運べるCross Body Caseが今回もラインアップ。こちらもMAELYS LOUNAブランドのひとつだ。

 「Cross Body Case」の新色のアイボリーは、ユーザーの要望によるもの。汚れやすいという理由でこれまでラインアップされなかったが、「汚れるのはわかるけど、それでもほしい」という声が上がるほど熱望されていたという。

 「Cross Body Case」は本体下面にストラップが、持ち運ぶスタイルを好むユーザーに最適だ。それぞれのシリーズにスタンド、カードホルダー、ストラップホールなど一連の機能は備えられている。

アニマル柄のCross Body Caseも登場

 前出のCross Body Caseには、アニマル柄を採用した「Cross Body Case Animal Series」も用意されている。

 カラーバリエーションにはヒョウ柄の「leopard」、ヘビ柄の「python」、ワニ柄の「crocodile」の3種展開。

 「今回取り上げたもの以外にも、UNiCASEのサイトではさまざまなiPhone 12用ケースを取り扱っています。もし気になるケースがあればUNiCASE公式サイト訪れてみてくださいね」と矢原氏。

 iPhone 12を手にしたら次はケースだ。気になったケースがあったらぜひサイトをチェックしよう。きっとお気に入りのケースが見つかるはずだ。