レビュー
iOS 12のセキュリティ機能をチェック
2018年9月19日 11:30
iOSではアップデートごとに、プライバシーとセキュリティを強化しているが、今回の「iOS 12」でもきちんと強化された。
プライバシー面では、SafariでWebサイトがユーザーを追跡しにくくなっている。
iCloudでは「キーチェーン」という機能により、パスワードをクラウド上に保管し、セキュアなログインが確認された端末での自動入力に使えるようになっている。今回はそのパスワード管理機能も強化され、再利用の監査や、より強力なパスワード作成が可能になっている。また、SMSで送られてくるワンタイムパスコードも自動入力されるという。
サードパーティ製パスワード管理アプリも、iCloudの「キーチェーン」のように、キーボードから呼び出せるようになるという。
ただこうしたセキュリティ機能は、iPhoneそのもののセキュリティが保たれていることが大前提だ。iPhoneにロックを設定していなかったり、ロックナンバーを推測されやすい4桁にしていたり、Apple IDに2段階認証を導入していなかったりすると、意味がなくなってしまいかねない。iPhone本体も、いつも自分の目の届くところに置いておくようにしたい。