レビュー

iOS 12の新機能「スクリーンタイム」で“スマホ中毒度”がわかってしまう

 iOS 12では「スクリーンタイム」というまったく新しい機能が加わる。これはユーザーがどれだけのアプリケーションやWebサイトに時間を費やしているかを解析するツールだ。

スクリーンタイムの画面。各種設置だけでなく、統計情報も表示される。アップデート直後だからアプリはほぼ使ってないが、1ヶ月後が怖いレベルである。
時間帯ごとの統計も出るので、何をやってたかヤバイくらい詳細にわかる。1週間もしたら人にお見せできないデータになりそうだ

 iOS 12のアップデート直後の現在、何の統計情報もないので、いまいちよくわからない状態だが、主に子供のための機能で、カテゴリーごとのアプリ利用制限や時間帯設定もできる。たとえば学校に行ってるあいだは教育アプリ以外ダメとか22時を過ぎたらアプリ起動させない、といった使い方もできる。

複数のデバイスを使っていても

 「デバイス間の共有」という機能では、同じApple IDを使っている複数デバイスの統計をiCloudを経由してまとめられるという。10台のiOSデバイスを併用している筆者には面白い機能となりそう。そこまで複数のiOSデバイスを持っていなくても、子供だけではなく大人も使った方が良いかもしれない。つまりアプリの利用時間をまとめてくれるため、アプリに時間を費やしすぎてないか、再確認する、といった使い方ができるわけだ。

 別途、ご紹介する通知機能の強化、あるいApple Watchのおかげもあってか、iOS 12ではiPhoneそのものを手にする時間を減らしやすくなっている。とくにApple Watchがあれば、通知のたびにiPhoneを取り出す必要はなく、Siriのおかげで天気予報程度の調べ物であればApple Watchでも十分になった。

 いつも手元にあるiPhoneだが、iOS 12の導入にあわせて、ゲームやSNSなどiPhone以外のアレコレや、自分自身に向き合う時間を増やすこともできそうだ。

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