レビュー

「g06+」ミニレビュー(編集部湯野)

7800円のスマホはどこまで使えるのか

gooのスマホ g06+

 「g06+」は、NTTレゾナントが“gooのスマホ”として7月31日に発売したAndroidスマートフォンだ。LTE対応でありながら、7800円(税抜)と低価格で販売されている。編集部員の視点で「g06+」を紹介する。

編集部・湯野

背面パネルは「gooRed」ともう1色が付属

 「g06+」の魅力は、LTE対応で7800円という価格だろう。実際、どこまで使えるのか気になるところではあるが、同じ価格で販売されていた「g06」と比べると、メモリー(RAM)1GBから2GBに、ストレージ(ROM)が8GBから16GBに増量され、OSもAndroid 6.0からAndroid 7.0にバージョンアップされている。これにより、ある程度アプリをインストールしていっても支障なく使える、今どきのスマホとして最低限のスペックが担保された形だ。

 正直なところ、g06同様に外観のチープさは否めないが、そこは価格相応。手のひらにすっぽりと収まるコンパクトさで、交換可能な背面カバーは、かつてのPHS端末「HONEY BEE」のようにカラフルでポップな感じもあり、気兼ねなく使える印象だ。

外部接続端子はmicroUSB
なにげにデュアルSIM(microSIM×2)対応

 NTTレゾナントによれば、コンパクトで安いという特徴から、g06が子供向けによく売れたらしく、今回のg06+は保護者が子供に持たせる最初のスマホとして意識し、「マイセキュア」というペアレンタルコントロールアプリがプリセットされている。

 この機能は、月額250円の有料サービスで、別途NTTコミュニケーションズとの契約が必要となるが、時間帯によって使用できるアプリを制限したり、アクセスできるサイトをジャンルによって細かく制限したりできるというもの。スマホどころか初めて携帯電話を持つという子供にも安心して持たせられる。子供は嫌がるかもしれないが。

「マイセキュア」のペアレンタルコントロール機能(月額250円)により、アクセスできるサイトや使用できるアプリを細かく設定できる

 ただ、端末としては防水・防塵仕様では無いし、硬いコンクリートの上に落とせば壊れる可能性大。端末の価格からすると、月額430円の「グーの端末補償」もやや割高に感じられるだけに、シリコンバンパーのケースぐらいはオプション品として用意して欲しいところ。

 もちろん、端末としては決して子供向けというわけではなく、大人でも十分に使える。バッテリーの容量が1700mAhなので、ヘビーユーザーには向いていないが、5インチオーバーが当たり前な昨今のスマホに躊躇している人にもオススメだ。

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