レビュー

ドコモ「V20 PRO」ミニレビュー(編集部関口)

この春、ドコモユーザーの“1台目”にぴったり?

 「V20 PRO」は、NTTドコモの春モデルとして発売されたLG製スマートフォン。ドコモの春モデルでは唯一のAndroid 7.0を搭載するハイエンドモデルだ。限られた時間ながら「ケータイ Watch」編集部スタッフが体験した「V20 PRO」をご紹介する。

編集部・関口

 「V20 PRO」は、デュアルカメラ、Android 7.0といった先端的な機能に、オーディオブランド「Bang & Olufsen」とのコラボやハイレゾ対応のクアッドDACなどを搭載する――とうたうモデルだが、なんだかちょっと地味な印象が強い。

 ところが「V20 PRO」の各要素を見てみると、チップセットは「MSM8996」(Snapdragon 820)、4GBのメモリ、防水防塵、そして最近流行のデュアルカメラと、わりとがっつりハイエンド。そうした高性能な機種を求めるドコモユーザーであれば、この春、「V20 PRO」は購入に値する一台だ。実際触れてみると、キビキビと動く。ボディも薄く、質感が高い。

 背面の指紋センサーが電源キーでもあったり、メインディスプレイの上に横長のサブディスプレイがあるなど、「V20 PRO」らしい個性と言える機能もあって、使いこなす楽しみもある。auで先駆けて同等スペックの機種が発売されているが、これもケースなどアクセサリーの選択肢がそこそこ存在しており、実は嬉しい要素と言える。あえていえば本体のストラップホールがないこと、USB Type-C対応なのにパッケージにはUSBケーブルや変換アダプタが含まれないことがツッコミどころになるかもしれない。とはいえ、これから2年、3年と使い続けるメインの1台として選ぶなら、この春、本命の1台にしていいのではないだろうか。と言うか筆者、ミニレビューのために少し触っていたらそんな風に考えて、ホントに買っちゃいました。