ビデオマーケット人気ランキング

ビデオマーケット人気ランキング(8月6日~8月12日)

 映画ランキングでは、「祈りの幕が下りる時」が初登場で1位に躍り出ました。東野圭吾原作の小説をドラマ化した、刑事の加賀恭一郎を主人公とするミステリー作品「新参者」シリーズの完結編となる作品です。“泣けるミステリー”と名高い本作は、俳優・阿部寛の熱演もあってか人気も高く、本作を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。豪華なスタッフやキャスト、濃密なストーリーなど、制作陣の熱意が籠った作品となっていますので、気を引き締めて見ていただきたいです。

 今週は、派手で個性的な殺人アクションが見どころの「ジョン・ウィック:チャプター2」が2位となりました。また、ゲームの世界に引き込まれてしまうアドベンチャー「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」を初めとする、最新の人気作が上位に固まっています。劇場で公開され話題の作品「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に合わせて「ブラックパンサー」や「ドクター・ストレンジ」などヒーロー単体の映画も多くランクイン。お盆シーズンにはぜひ家族でビデオマーケットの映画を見てみてはいかがですか?

 ドラマランキングでは、NHKオンデマンド対応のコースで見られるNHK作品が強い人気を誇っています。今週は、「半分、青い。」と「西郷どん」のツートップは揺るがなく、それに対して「まれ」や「土曜ドラマ ハゲタカ」「真田丸」等が迫ってくる形となっています。また、9位にはNHK広島の特別作品「夕凪の街 桜の国2018」が初登場。名作コミックの舞台を現代に置き換え、原爆の恐怖を背負いながらも幸せのかたちを探す人々を描き出します。

 終わりが近づくにつれて名残惜しいような気持ちになってくる、今シーズンの連続テレビ小説「半分、青い。」ですが、今週の副題は「始めたい!」となっております。一度は絵を描くということから離れていた主人公・鈴愛が再びペンを手にする事になり、彼女自身も、彼女の周りにも変化が訪れます。鈴愛の人生はやはり絵を描く事と共にあるのかもしれません。時には優しく、時には厳しい仙吉おじいちゃんと鈴愛のやり取りにも注目です。

 アニメランキングでは、「ボス・ベイビー」が初登場で1位にランクイン。突然現れた主人公の弟は、キュートな見た目にスーツをビシッと着こなした、まさしく“ボス・ベイビー”! 中身のおっさん具合も相まって、何とも可愛らしくて不思議と癒されます。アメリカ本国では大ヒットとなったこちらの作品、日本でももっと注目が集まる事になりそうです。

 2位には世界名作劇場の懐かしのアニメ「ふしぎな島のフローネ」が登場し、何だか私も感慨深い気持ちになりました。不屈の精神で無人島生活を送るフローネと家族の姿を今でも覚えています。その他にも「トリコ」「ドラゴンボール」「ワンピース」等がランクインし、ジャンプ漫画が原作のアニメの勢いの強い週となりました。先週1位だった「リメンバー・ミー」は少しランクが下がり3位となっています。今シーズンのアニメというよりは、変わらない人気を持った定番作品が上位に現れる傾向があるようです。

 その他にも、韓流・アジア作品ランキングでは、「王女未央-BIOU-」が久々に1位を獲得。また、バラエティランキングでは、サラリーマンの悲喜こもごもを描いた「サラリーマンNEO シーズン2」が1位を獲得しています。おすすめは、韓流・アジアランキングの4位に輝いた「三国志 Three Kingdoms 第7部《危急存亡》」。創作の題材として人気の高い『三国志』をモチーフにした、中国きっての大長編シリーズとなります。見る人を圧倒するそのクオリティには脱帽、製作費25億円というハリウッド映画さながらの迫力を体感してみてください。

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