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タブレットに「iコンシェルホーム」、天気やチラシ配信、留守番モードも
(2016/5/11 10:55)
NTTドコモは、タブレット向けのホームアプリ「iコンシェルホーム」を提供する。まずは同時に発表された「arrows tab」にプリセットされる。あわせてスマートフォン向けの「iコンシェル」で機能が拡充される。利用料は月額100円(税抜)。1つのdアカウントでスマートフォン、タブレットの両方で利用できる。なお、iコンシェルを利用するにはspモードの契約が必要となる。
iコンシェルホーム
タブレットのホームアプリとして提供される「iコンシェルホーム」は、家庭内でタブレットが利用されるシーンに向けた機能を搭載する。Android 5.0以上で利用できる。
これまでiコンシェルは、自宅の外での利用に向け、鉄道情報やグルメ情報などユーザーの行動を支援するパーソナルアシスタント機能という位置付けだったが、「iコンシェルホーム」は宅内での利用、そして家族での利用と、これまでとは異なる役割を担う。
音声認識機能が用意されており、利用する際には「会話モード!」と話しかけると、音声で呼び掛けに反応するようになる。「今日の天気は?」「電車は順調?」と自然な口調で語りかければ、その内容を認識して、気象情報や鉄道の運行情報を読み上げる。「会話モード」と発声して音声認識機能を呼び出す仕組みは、スマートフォンのiコンシェルにも追加される。買い物、地域行政、dリビングといった新機能や新サービスにも対応する。なお、「会話モード」という発声が不要な音声コマンドもいくつか用意されている。
グループ共有機能では、1契約で家族や友人などのグループを作れる。たとえば、iコンシェルでスケジュールを登録すると、グループに登録したメンバーとスケジュールを共有できる。
近隣にあるスーパーマーケットのチラシ情報が配信され、全国1万321店舗の情報をチェックできる。契約者の情報から居住エリアで一番近い店舗の情報が配信される。このほか、市区町村が提供する予防接種情報、出産育児一時金などの手当など、居住エリアの補助金関連情報などもわかる。
外出する際には、「留守番モード」にしておくと、タブレットのカメラが何かの動きを検知すると外出中のユーザーへ通知する。警報を鳴らさずに通知することもでき、たとえば保護者が外出している最中に子供が帰宅した、という場面でも通知機能を活用できる。
このほか「dリビング」として今回発表されるサービスにも、「iコンシェルホーム」からアクセスできる。水漏れなどのトラブルが発生した際に修理を依頼する、といった使い方ができる。