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【熊本地震】ソフトバンク/ワイモバイルのサービスエリアが復旧

被災地と福岡を繋ぐ道に設置された気球基地局

 ソフトバンクは、平成28年熊本地震の影響で発生していた繋がりにくい状況について、ソフトバンクおよびワイモバイルの携帯電話サービスは復旧したと発表した。ワイモバイルのPHSサービスは引き続き、復旧作業が進められる。

 被災地のなかには停電、あるいは基地局と基地局を繋ぐ伝送路の故障の影響を受けるエリアもある。こうした場所では、固定回線の伝送路の代わりにマイクロ波を使って中継したり移動基地局車を展開したりするといった手法により、地震前と同等のサービスエリアをカバーできるようになった。

 ワイモバイルの携帯電話サービスは、22日18時35分、ソフトバンクの携帯電話サービスは25日8時23分に復旧した。

 ソフトバンクからはのべ243人の技術チームが被災地入りしたとのこと。また営業部門、管理部門などの有志63人が社内公募要員として、避難所の衛星回線とフェムトセル(小型携帯電話基地局)を組み合わせた可搬型基地局の設置などを行っている。

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関口 聖