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Ingress開発のNiantic、フジテレビなどから500万ドルの追加資金を調達

 位置情報を活用したゲーム「Ingress」を開発・運営するNianticは25日(米国時間)、フジテレビなどから追加資金として計500万ドルを調達したことを発表した。

フジテレビの大多亮常務取締役(写真左)と、Nianticのジョン・ハンケCEO(写真右)

 NianticはGoogle、株式会社ポケモン、任天堂より出資を受けているが、今回新たにフジテレビ、Alsop Louie Partners、You & Mr Jones、Cyan Banister氏、Scott Banister氏、Lucas Nealan氏が資本参加した。フジテレビは世界市場を視野に入れた番組・ゲームの製作を本格化しており、Nianticに資本参加することで協業を加速する狙いがあるとしている。

 フジテレビの大多亮常務取締役は、「急成長を続ける位置情報ゲームのテクノロジーと、我々の得意とする物語を生み出す力を掛け合わせることで、テレビの新たな可能性を切り拓き、より多くの人々に楽しんでもらうエンターテインメントを、Nianticと共に創り出していけることを期待しています」とコメント。

 一方、Nianticのジョン・ハンケCEOはフジテレビの資本参加に対し、「フジテレビのみなさんをNianticのファミリーにお迎えできるのは、大変エキサイティングなことです。フジテレビは、物語をつむぎ、数多くの人を感動させる素晴らしい力をお持ちです。製品やサービスを通じて、世界中の人々を冒険と発見の楽しみに誘うという私たちのミッションも、力を合わせることで大きく前進することでしょう。この素晴らしい旅路を共にできることを、私は心から楽しみに思っています」とコメントしている。

藤縄優佑