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秋葉原で歩行困難者向けパーソナルモビリティのシェアサービス

ドコモのサイクルシェア管理システムを活用

パーソナルモビリティ「WHILL」

 NTT都市開発は10月1日より、複合施設「秋葉原UDX」にて、歩行困難者向けにパーソナルモビリティ「WHILL」を無料で貸し出しするシェアサービスの提供を開始する。

 パーソナルモビリティ「WHILL」(WHILL社製)は、運転免許不要で歩道を走行することができる、1人乗りの移動機器。サービスの対象は、秋葉原に訪れた、歩行介助が必要な人。登録することで、「WHILL」を1回に最大3時間無料で借りることができる。秋葉原UDXを起点として、秋葉原の市街地を散策できる。

 今回のシェアサービスでは、NTTドコモがサイクルシェアリングサービス向けに提供している管理システムを、パーソナルモビリティ向けに応用したソリューションを採用している。「WHILL」の本体に通信機能とGPS機能、遠隔管理機能を搭載しており、機器本体の状態を遠隔地から把握できるようになっている。

ソリューション概要

 本体にICカード対応のカードリーダーを搭載していることで、事前に登録したSuicaなどのICカードや携帯電話をかざすことで、貸出手続きができる。「秋葉原UDX」でのサービスは、施設内の専用カウンターから利用可能。開始当初の設置台数は2台となっている。

石井 徹