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「ドラえもん」が電子書籍に、1~45巻の配信スタート

デジタルカラー版も

 小学館は15日、藤子・F・不二雄原作の人気マンガ「ドラえもん」の電子書籍版を配信開始した。当初は、紙の書籍を電子化した「てんとう虫コミックス版」(1~45巻)と、デジタル彩色を施した「デジタルカラー版」(vol.1~141)の2種類が提供される。価格は、てんとう虫コミックス版が各巻400円(税抜)、デジタルカラー版は各巻200円(税抜)。

てんとう虫コミックス版の第1巻(左)とデジタルカラー版のvol.1(右)

 てんとう虫コミックス版は、藤子・F・不二雄自らが掲載作品をピックアップして掲載順を決めたという、紙のコミックス版を電子化したもの。1974年刊行の初刊から、1996年の最終巻まで全45巻が電子書籍版として提供される。

 デジタルカラー版は、藤子・F・不二雄大全集に収録されたドラえもん作品のデータから、新たにデジタル彩色を施したカラー版。各巻は3~8話程度で、全141巻での提供となる。てんとう虫コミックス版とは、収録内容が一部異なる。

 ドラえもんの電子書籍版は、小学館の公式電子書籍ストア「コミック小学館ブックス」のほか、Amazon Kindleストアや楽天koboストア、BookLive、GALAPAGOS STORE、Kinoppyといった各電子書籍ストアにて配信されている。

 なお、今回のドラえもんの電子書籍版配信にあわせて、KDDIがauのユーザー向けに、電子書籍サービス「ブックパス」で、ドラえもんの作品を毎日一話ずつ無料で配信するキャンペーンを実施する。「ブックパス」では月額562円(税抜)の読み放題サービスも提供しているが、今回のキャンペーンでは、auのスマートフォン・タブレットユーザーなら誰でも無料で読むことができる。

石井 徹