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ソフトバンク、訪日外国人向けに無料Wi-Fiサービス

 ソフトバンクモバイルは、訪日外国人を対象とした、無料の公衆Wi-Fiサービス「FREE Wi-Fi PASSPORT」の提供を、7月1日に開始する。利用には、ソフトバンクのネットワークにローミングした携帯電話からの利用者登録が必要。

「FREE Wi-Fi PASSPORT」サービスロゴ

 「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、「ソフトバンクWi-Fi」としてソフトバンクの提供しているアクセスポイント(全国40万カ所で順次展開)や、高速道路会社や公共施設管理団体などの協賛社・団体の提供するアクセスポイントで利用できるようになる。SSIDは「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」(一文字目はドット)。

 利用のために必要な登録は、電話で行う。ソフトバンクにローミングした海外キャリアの電話から、登録専用の電話番号にダイヤルする。そこで自動音声で再生されたパスワードをメモして登録完了となる。

 ログイン画面は、SSID「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」に接続した際に表示される。登録した回線の国番号と電話番号がIDとなり、電話で聞いたパスワードを入力することで利用可能となる。

 利用期限は2週間で、利用期限後は再登録することで、再び利用できる。

 訪日外国人向けとして、ログインは英語、中国語(簡体字および繁体字)、韓国語の3カ国語で利用できる。アプリなどが不要なため、外国人に対する利便性を確保しているという。加えて、インターネット上での悪意のある書き込みなどのWi-Fiを利用した不正利用については、電話番号を登録することで抑止効果を期待できるとしている。

 ソフトバンクでは「FREE Wi-Fi PASSPORT」を、2016年3月までトライアルサービスと位置づけており、利用状況などを外国人向けの通信サービス構築の参考にするという。

石井 徹