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ロゴはソニー版と同じ、ソフトバンクからも「Xperia Z4」

 ソフトバンクモバイルの2015年夏モデルとして「Xperia Z4」も6月中旬以降に発売されることになった。スペックは、ソニーが発表したもの、あるいは先んじて発表されたNTTドコモ版やau版と同等で、Xperia Zシリーズのオムニバランスデザインを採用した薄さ6.9mmのボディに、5.2インチディスプレイ、オクタコアCPU、64bitのAndroid 5.0などを搭載する。価格は未定。

 「Xperia Z4」は、約5.2インチ、フルHDサイズのディスプレイや2070万画素カメラをを搭載する、ソニーモバイル製のハイエンドなAndroidスマートフォン。ソフトバンクでは、前機種「Xperia Z3」よりXperia Zシリーズの取り扱いを始めたが、前機種と比べて厚さが約0.5mm薄くなり、重さが約10g軽くなった。また、外観はZシリーズのオムニバランスデザインを踏襲しつつ、これまで側面にあった専用充電端子が廃止されたほか、microUSBポートは側面から底面に移動し、防水のままキャップレスになっている。

 メインカメラの画素数は約2070万画素で前機種と変わりがないが、インカメラは約510万画素となり性能が大幅アップ。さらに広角になり、より“自撮り”がしやすくなった。また、オーディオ面では、ハイレゾ音源の再生や、MP3をハイレゾ相当にアップコンバートできる「DSEE HX」に加え、Bluetoothの高音質コーデック「LDAC」をサポート。LDAC対応のスピーカーやヘッドホンを利用することで、ワイヤレスでも高音質で楽しめる。

 他キャリア版と比べて、ソフトバンク版が大きく異なるのはロゴの配置。背面中央にソニー(SONY)のロゴがあり、下部に「XPERIA」となっている。ドコモ版やau版と異なり、キャリアのロゴが一切入っていないのが特徴。また、おサイフケータイには対応するものの、背面にはおサイフケータイのマークではなく、NFCのマークが入っている。

 このほか、プリインストールのアプリのうち、ソフトバンクならではのものは、アプリ一覧でフォルダにまとめられ、コンパクトに表示。ソニーの世界観を味わえる形に仕上げた。

主な仕様

 ディスプレイは約5.2インチ、1920×1080ドット(フルHD)。チップセットはクアルコム製の「MSM8994」で、2GHz駆動×4+1.5GHz駆動×4のオクタコア。メモリは3GB、ストレージは32GB。最大128GBのmicroSDXCに対応する。OSはAndroid 5.0。

 通信方式は「Hybrid 4G LTE」として、「Softbank 4G」「Softbank 4G LTE」の両方をサポートする。国内ではW-CDMA(900MHz/2.1GHz)、FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)、AXGP(2.5GHz)、海外ではW-CDMA(900MHz/2.1GHz)、FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)、GSM(850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz)に対応する。音声通話ではVoLTEおよび3GのHD Voiceに対応。また、Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/ac。

 防水、防塵に対応し、おサイフケータイ、NFC、ワンセグ、フルセグを利用可能。Bluetooth 4.1をサポートする。なお、赤外線通信には非対応。

 大きさは約72×146×6.9mm、重さは約144g。バッテリー容量は2930mAh。ボディカラーはホワイト、ブラック、カッパー、アクアグリーンの4色。

関口 聖

鈴木友博