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スーパースロー撮影、メタルフレーム搭載の「AQUOS ZETA SH-03G」
(2015/5/13 14:29)
NTTドコモから発表された「AQUOS ZETA SH-03G」は、AQUOSシリーズのフラッグシップモデルに位置付けられるシャープ製のAndroidスマートフォン。5月下旬に発売される予定。本体価格から毎月の通信料に受ける「月々サポート」を引いた実質価格は、新規契約、機種変更、FOMAからの契約変更などを問わず、5万円台後半になる見込みだ。
「AQUOS ZETA SH-03G」は、新開発のカラーフィルター&バックライト「S-PureLED」を搭載した、5.5インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載。3辺が狭額縁設計となる「EDGEST」デザインを採用している。デザインテイストは、同時に発表された7インチタブレットの「AQUOS PAD SH-05G」と共通しており、側面にはメタルフレームが採用されているほか、手に持つ下側部分にはイルミネーションも内蔵されている。イルミネーションは、着信時や通知時、充電開始時などに点灯する仕組みで、端末の本体設定からパターンなどを変更できる。
メインカメラは1310万画素で、リコーが定める高画質基準の「GR certified」を取得済み。210fpsで撮影でき、フレーム補間により2100fpsで再生できるスーパースロー機能を搭載する。なお、2100fpsでの再生時には、映像のサイズがフルワイドVGA(854×480ドット)になる。1200fpsに設定した場合は、フルHD(1920×1080ドット)まで拡大可能だ。4K動画撮影に対応しており、光学式手ぶれ補正も装備する。インカメラは広角レンズでワイド撮影に対応している。
背面には、シャープ製スマートフォン初となる指紋センサーを搭載する。この指紋センサーは指をスライドさせる方式で、端末のロック解除などをスムーズに行える。指紋センサーは、片手で持ったとき、ちょうど人差し指が当たる位置に装備されている。ドコモが夏モデルに合わせて導入する、各種サービスでの生体認証にも対応。あらかじめ登録しておけば、docomo IDとパスワード、spモードパスワード、ネットワーク暗証番号の入力をする必要なく、サービスへのログインを行える。
端末が周囲の情報を検知して話しかけてくれるというコンセプトの「エモパー」も進化し、ユーザーの返事に応答するようになった。イヤホンを装着すれば、外出先でもエモパーと会話できる。本体を持つだけで画面がオンになる「グリップマジック」も、搭載する。
ドコモの新サービスとして展開される「PREMIUM 4G」をサポートし、キャリアアグリゲーションをはじめとするLTE Advancedの機能を利用できる。速度は下り最大225Mbps、上り最大50Mbps。LTEは、ドコモが現在使用する4つの周波数帯(2GHz、1.7GHz、1.5GHz、800MHz)に加えて、700MHzにも対応する。また、「PREMIUM 4G」とWi-Fiと組み合わせる「デュアルスピードモード」も利用できる。一部端末がサポートする国際ローミング用のTD-LTEには非対応。
OSはAndroid 5.0。VoLTEに対応する。ディスプレイは5.5インチでフルHD。チップセットはクアルコムの「Snapdragon 810」シリーズに属する、オクタコアの「MSM8994」。2.0GHz駆動の4コアと、1.5GHz駆動の4コアを合わせた64ビットCPUとなり、パフォーマンスと省電力性能を両立させる。メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GB。メインカメラは1310万画素、インカメラは210万画素。バッテリー容量は3000mAh。防塵には非対応だが、防水をサポートする。
ワンセグ、フルセグ、NOTTVにも対応しているが、視聴時には同梱される外付けアンテナを装着する必要がある。おサイフケータイ対応で、NFCも利用可能。大きさは141×76×8.3mm、重さは約150g。ボディカラーはRed、Black、Whiteの3色。