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ソニー、Android TV搭載の「BRAVIA」9機種を6月20日発売

最上位モデルの「KJ-75X9400C」

 ソニーは、同社のテレビ「BRAVIAシリーズ」のラインナップにAndroid TV機能を搭載したモデルを追加し、6月20日に発売する。75V~43V型の4Kモデル7機種と、50V型、43V型の2Kモデル2機種の合計9機種がAndroid TVに対応する。

 Android TV機能搭載モデルでは、放送やネット動画を付属のリモコンを使って音声認識で検索したり、スマートフォン(Android/iOS対応)の動画をテレビ側で再生したりできる。また、スマートフォンで使用されるAndroid OSをベースにしているためアプリ開発も容易で、さまざまなアプリをダウンロードして利用できる。OSはAndroid 5.0。

Android TVの画面イメージ(開発中)

 2015年は4K放送が本格的にスタートし、ネット上で配信されている動画コンテンツの4K化も進んでいるが、それらは往々にしてビットレートが低めで、家電量販店の店頭で使用されるデモ動画が約100Mbps、4K対応のビデオカメラやデジタルカメラ、スマートフォンで撮影された動画が約60~100Mbpsなのに対し、4K放送では約30Mbps、ネット配信では約10~30Mbpsとなる。

 ソニーでは、4K用のプロセッサー「X1」を搭載し、補完処理を行うことで高画質化を実現。ビットレートの低い4Kコンテンツも美しく表現できるようにした。また、音質についてもアップコンバート処理を行い、圧縮音源をCD音質以上に補完して楽しめるようにした。

 価格は、75V型の4Kモデル「KJ-75X9400C」が100万円前後、43V型の4Kモデル「KJ-43X8500C」が21万円前後、50V型の2Kモデル「KJ-50W870C」が20万円前後、43V型の2Kモデル「KJ-43W870C」が15万円前後などとなっている。

付属の赤外線リモコン
付属のタッチパッドリモコン(無線方式)
「KJ-65X8500C」
「KJ-50W870C」

湯野 康隆