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ブックオフのモバイルサービスで解約金を撤廃

microSIMへの無償交換も対応開始

 ブックオフコーポレーションは、モバイルサービス「スマOFF」のスマホセットで従来設定していた1万円の解約手数料を撤廃した。また、microSIMカードに新たに対応し、標準SIMカードからmicroSIMカードへ無料での交換に対応する。

 今回の変更は既存ユーザーに対しても適用され、途中解約時の違約金は発生せず、4月中に申し込むことでmicroSIMカードへの無償交換が可能となる。

 「スマOFF」は、NTTドコモの回線を利用したMVNO方式の通信サービスで、1日70MB、SMS付きで月額980円のデータ通信カードを提供している。全国のブックオフ、178店舗と、オンラインショップで購入できる。

 サービスの特色として、2007年以降に製造された携帯電話(一部対象外あり)をブックオフに売却することで、契約時にSIMロックフリーの3Gスマートフォン「Liquid Z200」が本体代金無料でプレゼントされるキャンペーンを実施している。

 ブックオフによると、同社の現在の中古スマホ取扱い量は約35万台(買取ベース)で、5年後には100万台を目指す。しかし、大手キャリアの下取りがさかんなことから、品質のいい中古スマホがキャリアの下取り経由で海外に流れ、国内市場に流通していないことを懸念しているという。同社は通信サービスを提供することを通して、スマホ買取の認知度を向上し、中古スマホの取扱いを増やすことを目的としている。解約金を撤廃することで、同社サービスの利用を促進する構え。

 なお、今後の新規契約分は、microSIMのみの提供となる予定。「Liquid Z200」は標準SIMとmicroSIMのデュアルSIMスロットを搭載しており、microSIMに変更しても利用に問題はないという。

石井 徹