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海外ローミングで手軽にWi-Fiアクセス、ドコモが新たな仕組み

SIM認証導入、まずはiPhoneから

 NTTドコモは、国際ローミング中のパケット定額サービスを利用するユーザー向けの公衆無線LANサービス「WORLD WING Wi-Fi」で、新たにSIM認証と呼ばれる仕組みを導入する。4月28日からは、アプリの設定やID、パスワードを入力することなく、手軽かつスピーディに渡航先のWi-Fiアクセスポイントを利用できるようになる。

 WORLD WING Wi-Fiは、2012年7月より提供されている公衆無線LANサービス。国際ローミング時のパケット定額サービス「海外パケ・ホーダイ」のユーザーが追加料金なしで利用できる。これまでは、アプリの設定、ID・パスワードの入力が必要だったが、SIMカードの情報を用いた認証方式(SIM認証)が導入されることで、そうした手順が不要となる。当初の対応エリアは韓国、香港、台湾。今後、順次、WORLD WING Wi-Fi対応エリアが拡大される見込み。

 当初はiPhone 5c/5sで利用でき、今後、Androidもサポートされる。iPhoneで利用する前には、プロファイルをインストールしておき、対象アクセスポイイントでWi-Fiをオンにするだけ、という手順になっている。

関口 聖