「docomo Wi-Fi」でSIM認証、接続時間を短縮

　NTTドコモは、15日より公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」で、新たにSIM認証のサポートを開始した。対応機種では、接続時のIDとパスワードの設定が不要となり、接続時間が短縮される。

　今回導入されるSIM認証（EAP-SIM/EAP-AKA認証）は、ユーザーの契約情報をもとに公衆無線LANへアクセスできるようにする仕組み。同様の仕組みはauやソフトバンクで既に導入済。今回発表された2013年冬～2014年春モデル（スマートフォン for ジュニア2、F-04F除く）とiPhone 5s/5cで利用できる。iPhoneでは、「docomo Wi-Fiプロファイル」を設定しておく。なお、今夏以前の機種については、一部で対応できる可能性があり、検証を終えて動作確認ができれば追加される見込み。

　IDとパスワードを事前に設定しておく必要がなくなるほか、認証にかかる時間が短縮される。これまではアクセスポイントを見つけて、接続しようとしても約10秒通信できない状況となっていたが、その無通信時間が2～3秒になる。