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ドコモの「G2」がdocomo IDに本格対応

 NTTドコモは、LG製Androidスマートフォン「G2 L-01F」向けの最新ソフトウェアを公開した。ドコモが提供する「docomo ID」を利用しやすくなる機能が新たに導入され、本格的に利用できるようになる。

 このほか、バッファロー製のモバイルWi-Fiルーターでは、不具合を修正するソフトウェア更新の提供が開始されている。

G2のソフト更新

G2

 今回の更新では、新たに「docomo ID」を端末内の保存できるようになる。docomo ID対応のサービス、アプリを利用する際、Wi-Fi経由などドコモのネットワーク以外でアクセスすると、その都度入力する必要があったが、更新後にdocomo IDを設定すれば、入力が不要になる。現時点でのdocomo ID対応サービスは「ドコモ電話帳」などで、「ドコモメール」など一部のアプリは最新版へのアップデートが必要となっている。同様の更新は、既に「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」「Xperia Z1 SO-01F」でも提供されている。

 Wi-Fi経由で、docomo ID対応サービスを利用する際のパスワードがこれまで必要だったが、今回からはdocomo IDに統合される形になる。

 また端末紛失時などに、「My docomo」から遠隔操作で「G2」を初期化してSDカード内のデータを消去できる機能にも対応する。新しい「ドコモバックアップアプリ」も利用できるようになり、楽曲データやブックマーク、通話履歴、ユーザー辞書といったデータを「データ保管BOX」へアップロードできる。このほか、伝言メモでは、音声出力がスピーカーから受話口へ変更される。

 不具合の解消も同時に実施される。この不具合は、miniUIMカード(SIMカード)にパスワードロック(PIN1ロック)をかけている場合、パターンロック画面で素早く操作するとminiUIMカードを認識しないというもの。

 更新所要時間は約15分。手動で更新する形となり、更新後のソフトウェアバージョンは「L01F11k」。

バッファロー製のモバイルWi-Fiルーターで更新

 17日からは、バッファロー製のモバイルWi-Fiルーター「BF-01B」「BF-01D」向けの最新ソフトウェアも公開された。両機種ともに同じ内容の不具合を解消する。

 その不具合は、バッファローのダイナミックDNSサービスが利用できないことがある、というもの。更新所要時間は約5分。更新後のソフトウェアバージョンは、「BF-01B」が1.85、もう一方の「BF-01D」が1.86になる。

BF-01B
BF-01D

関口 聖