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ニールセン調査、シンガポール・香港でスマホ所有率87%
(2013/9/17 13:19)
ニールセンは、アジア太平洋地域の9つの国と地域、インドネシア・マレーシア・タイ・フィリピン・オーストラリア・香港・中国・インド・シンガポールの消費者におけるスマートフォンの所有率、行動、考え方についての調査レポートを発表した。
この調査では、スマートフォン普及率が著しく伸び続けているアジア太平洋地域では、多くの国で飽和状態に達し、アメリカやヨーロッパ各国での普及率を上回っていることが明らかになった。
シンガポール・香港でスマホ所有率87%
アジア太平洋地域のスマートフォン普及率は、香港とシンガポールがもっとも高い87%で、次にマレーシア(80%)、オーストラリア(75%)、中国(71%)と続く。複数の携帯電話を所有する消費者の数も、この地域では増えており、特にマレーシアではほぼ半数(47%)、香港では31%、シンガポールと中国では29%が携帯電話を2台以上所有している。また、この1年で、アジア太平洋地域におけるタブレットの所有率も大きく伸長した。特にシンガポールでは30%増加の47%、香港では27%増加の57%、マレーシアでは23%増加の42%となった。
ニールセンでは、これにより今後の成長は横ばいになりつつあるが、スマホ、タブレットによる消費者の利用は引き続き拡大を続け、企業にとってはあらゆるプラットフォームで消費者と接するチャンスが膨大にあるため、モバイル戦略が重要になってくると考えられるとしている。
東南アジアのスマホ利用時間は1日平均3時間以上
スマートフォンの機能性向上とともに、消費者の知識も高まり、スマートフォンに費やす時間が飛躍的に増えている。2013年6月のデータでは、東南アジアだけで、スマートフォン所有者は平均して1日に3時間以上スマートフォンを利用しているという結果が出た。スマートフォンで、チャットアプリ、SNS、ゲームなど、マルチメディアを楽しむユーザーが増えているという。
また、アプリの利用が急成長しており、世界的に5人に1人(12億人)の携帯ユーザーがアプリを利用している。アジア太平洋地域においては、ゲーム、SNS、マルチメディア関連が、もっとも利用されているという調査結果となった。