スマホのモバイルバッテリーになるPHS端末「ENERUS」発売


 ウィルコムおよびウィルコム沖縄は、スマートフォンなどのモバイルバッテリーとして活用できるセイコーインスツル製のPHS端末「ENERUS」(エネルス、WX03S)を発表した。12月13日に発売される予定。

 ウィルコムの通販サイトでの購入価格は、「W-VALUE SELECT」を適用した場合に一括購入で2万9520円。そこから契約2カ月目から24カ月にわたって「W-VALUE」割引が適用され、980円引き(合計2万3520円引き)となる。割引後の実質負担額は6000円、分割払いでは毎月250円かける24カ月となる。



 「ENERUS」は、1700mAhの内蔵バッテリーを搭載し、スマートフォンなどのUSBモバイルバッテリーとして活用できるストレート型のPHS端末。フルサイズのUSB端子を搭載し、ケーブルでスマートフォンのmicroUSB端子と接続すると自動的に充電が開始される。USB端子は給電機能となるため、データ通信などには活用できない。給電時の出力は5V、500mAとなる。バッテリー残量などが大きく表示される専用画面がある。

 2.4インチ、240×320ドットのディスプレイを搭載し、赤外線通信機能やBluetooth 2.1+EDRに対応する。Bluetoothをスマートフォンの受信機として利用できるほか、スマートフォンのミュージックコントローラーとしても使える。

 カメラやブラウザは搭載されずJavaアプリなども利用できない。Eメールおよびライトメールをサポートする。音声にはノイズリダクション機能が用意される。イヤホン端子も装備する。

 連続通話時間は14時間で、待受時間は約45日(約1100時間)。大きさは約50×124×13.6mmで、重さは約111g。ボディカラーは、ホワイト、ブラック、エメラルド、レッドの4色展開。




 

(津田 啓夢)

2012/11/1 10:06