HTCとマイクロソフト、Windows Phone2機種を発表


 台湾のHTCと米マイクロソフトは、ソフトウェアプラットフォームにWindows Phone 8を採用したスマートフォン「Windows Phone 8X」「Windows Phone 8S」を発表した。

 どちらも11月にグローバルで発売される予定で、米国ではAT&T、Verizon Wirelessなど、アジアでは中華電信(台湾)、シングテル(シンガポール)、スマートーン(香港)などで取り扱われる。

 「8X」は4.3インチ、「8S」は4インチとディスプレイサイズが異なるなど、「8X」のほうがハイスペックな仕上がり。Windows Phoneのライブタイルを象徴するような外観を採用したとのことで、マットな質感のボディカラーは複数のバリエーションが用意される。

Windows Phone 8X

 「Windows Phone 8X」は、Window Phone 8搭載のフルタッチ型スマートフォン。4.3インチで表面にGorilla Glass 2を採用し、解像度が720pのHDサイズとなるsuper LCD 2液晶ディスプレイ、1.5GHz駆動のデュアルコアプロセッサ(クアルコム製Snapdragon S4)、16GBのストレージ、1GBのメモリを備える。W-CDMA方式(850/900/1900/2100MHz)とGSM方式(850/900/1800/1900MHz)に対応する。

 アウトカメラは800万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用し、レンズの明るさはF2.0、1080pでの動画撮影も可能となる。インカメラは210万画素カメラで、広角な撮影が可能となっており、横に4人並んだ状態でも撮影できる。このほかHTCが出資するヘッドホンブランド「Beats Audio」の技術が用いられている。

 NFCに対応するが、機能の詳細は明らかにされていない。Bluetooth 2.1+EDR、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)をサポートする。

 大きさは132.25×66.2×10.12mm、重さは130g。ボディカラーはCalifornia Blue、Graphite Black、Flame Red、Limelight Yellowの4色。

Flame RedLimelight Yellow
California BlueGraphite Black

Windows Phone 8S

 「Windows Phone 8S」は、同じくWindows Phone 8搭載のスマートフォン。ディスプレイサイズは異なるものの、ボディ形状は「Windows Phone 8X」に近い仕上がりとなる。

 Gorilla Glassを採用し、4インチ、ワイドVGAサイズの液晶ディスプレイ、1GHz駆動のデュアルコアプロセッサ(クアルコム製Snapdragon S4)、16GBのストレージ、512MBのメモリを備える。こちらはmicroSDカード対応となっている。またGSMおよびW-CDMA対応で、W-CDMAでは欧州およびアジアの900/2100MHzをサポートする。

 Bluetooth 2.1+EDR、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)に対応するが、NFCは非対応となる。500万画素カメラでは720pの動画撮影が楽しめる。

 大きさは120.5×63×10.28mm、重さは113g。ボディカラーはDomino、Fiesta Red、Atlantic Blue、High-Rise Grayの4色。

DominoFiesta Red
Atlantic BlueHigh-Rise Gray

(関口 聖)

2012/9/20 12:57