初のLTEスマホ「GALAXY S II LTE」、アキバで発売式典
左からヨドバシカメラ社長の藤沢氏、堀北真希、ドコモ社長の山田氏、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店長の松井氏 |
Xiスマートフォン4機種も披露 |
24日、LTE方式を採用したNTTドコモのデータ通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応したスマートフォン「GALAXY S II LTE」が発売された。東京・秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkibaで発売記念セレモニーが開催され、NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏らが出席した。
「GALAXY S II LTE」は、Android 2.3搭載で、サムスン製のフルタッチ型スマートフォン。LTE方式に対応したスマートフォンが国内で発売されるのは初めて。Xi対応エリア内では、下り最大37Mbps(一部屋内で75Mbps)、上り最大12.5Mbpsで通信できる。Xi以外のエリアでは、通常のFOMAネットワーク(HSPA方式)を利用し、下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsで通信できる。CPUはデュアルコアで1.5GHz駆動のクアルコム製「APQ8060」で、4.5インチ、800×480ドットのSUPER AMOLED Plusディスプレイ、16GBの内蔵ストレージ、1GBのメモリを備える。
24日のセレモニーで挨拶したドコモの山田社長は「Xiスマートフォンはドコモのフラッグシップモデル。第1弾のGALAXY S II LTEは1.5GHzのデュアルコア、4.5インチの大画面で、LTE搭載ながらスリムで軽い機種。スマートフォンに多くの機種があるが、その中でも最高峰の機能を持ったスマートフォンと思っている。通話定額のXiトーク24、dメニュー、dマーケットなども用意した。本日発表された調査結果でも、顧客満足度で総合1位となったそうで、今後も頑張りたい」と挨拶した。
式典の後で囲み取材に応えた同氏は「GALAXY S II LTE」の予約が数万台に達し、これからの冬商戦を皮切りに、春商戦以降も提供して、「GALAXY S II LTE」だけで80万~100万台の販売を目指すと語った。iPhone 4Sの影響について、約1カ月前に行われた新機種発表会では「9月のMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の転出と比べ、iPhone発売からの4日間で2.5倍になった」と語っていた同氏だが、最終的に10月の転出は9月比で1.2倍、11月はこれまでのところ1.1倍となり、「なだらかになってきた。iPhoneに十分対抗できると思っている。クリスマス商戦もしっかりやっていきたい」と説明した。Xiのエリア展開はまだ全国に及んでいないが、「Xiトーク24」の導入で、エリアがまだ十分でない地域でも引き合いがあるとした。
700MHz帯および900MHz帯の割当について、国の行政刷新会議で周波数オークションを導入すべきと提言がまとめられたことについては「既にパブリックコメントの受付も行われ、移行費用(既存利用者の引っ越し費用)のオークションと思っていたが、事業者としては早期の割当を望んでおり、オークション導入となれば時間がかかるのではと懸念している」と述べた。
式典には、ヨドバシカメラ代表取締役社長の藤沢昭和氏も出席し「驚異的な予約状況と聞いている。当社も一緒に進めていきたい」と述べた。また、スペシャルゲストとして、ドコモのCMに出演する女優の堀北真希も登場し、「Webもさくさく利用できて快適性というか、さくさく使えるところに注目したい。普段、スマートフォンは動画を観たり、料理をするときに利用することが多いです」とコメント。「Xiトーク24」も魅力的で、今回のXiスマートフォンは「どれもスタイリッシュで迷う。いろいろ使ってみたいです」と笑顔で語っていた。
2011/11/24 11:02