ノキア、Windows Phone2機種を発表
Nokia Lumia 800 |
ノキアは、26日、英国ロンドンでプライベートイベント「Nokia World 2011」を開催し、Windows Phone搭載のスマートフォン「Nokia Lumia(ルミア) 800」「Nokia Lumia 710」を発表した。また、その他の新機種もあわせて発表されている。
「Nokia Lumia 800」「Nokia Lumia 710」は、ノキア初のWindows Phoneベースのスマートフォン。ノキアは今年2月、マイクロソフトとの提携を発表しており、今回その成果が発表された。
3.7インチディスプレイを採用し、ソフトウェアプラットフォームがWindows Phone(Mango)という「Nokia Lumia 800」は、3.7インチ、800×480ドットの有機ELディスプレイや800万画素カメラ(カールツァイスレンズ)を搭載する。内蔵ストレージは16GBで、チップセットがMSM8255(CPUは1.4GHz駆動)となる。W-CDMA(HSPA)、GSMに対応し、Bluetooth 2.1、GPS、Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n)が利用できる。同社がヘッドターニングデザイン(Head-turning design)と呼ぶ外観は、Meego OS搭載スマートフォン「N9」と同等と思える形状で、ディスプレイ面がややカーブしている。ボディカラーはシアン、マゼンタ、ブラックという3色展開。TwitterやFacebook、LinkedInといったソーシャルサービスとの連携機能を備えるほか、HTML5対応のブラウザ「Internet Explorer 9」が利用できる。このほかノキアのナビアプリや地図アプリ、ストリーミングサービス「Nokia Music」などをサポートする。大きさは116.5×61.2×12.1mm、重さは142g。価格は420ユーロ。
Nokia Lumia 710 |
もう一方の「Nokia Lumia 710」は、3.7インチ、800×480ドットのTFT液晶ディスプレイのWindows Phone 7.5搭載スマートフォン。チップセットは1.4GHz CPUのMSM8255、内蔵ストレージは8GBとなる。W-CDMA(HSPA)、GSMに対応し、Bluetooth 2.1、GPS、Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n)が利用できる。こちらもFacebook、Twitter、LinkedInといったソーシャルサービスとの連携が可能で、地図アプリ、ナビアプリなどが利用できる。ボディカラーは前面がブラック、ホワイト、背面がブラック、ホワイト、シアン、ピンク系統のフクシア(fuchsia)、イエローとなる。大きさは119×62.4×12.5mm、重さは125.5g。価格は270ユーロ。
発売時期については、「Nokia Lumia 800」は11月中にフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、英国で発売される。香港やインド、ロシア、シンガポール、台湾では年内に登場する。その他のマーケットでは2012年早期とされている。「710」については香港、インド、ロシア、シンガポール、台湾で年内に発売されるとのこと。両機種ともに米国では2012年の早期に、中国本土では2012年前半に発売される計画という。地域によってはCDMA版、LTE版も用意される。
このほか、ノキアが「スマートフォンとフィーチャーフォンの中間」と位置付ける新機種として、Symbian S40を採用しQWERTYキーを備える「Nokia Asha 303」、テンキー搭載のS40 9.2搭載の「Nokia Asha 300」、デュアルSIM対応のS40端末「Nokia Asha 200」、シングルSIM版のS40端末「Nokia Asha 201」もあわせて発表されている。
2011/10/26 19:25