総務省ら3省、携帯電話リサイクル推進協議会を発足


 総務省と経済産業省、環境省が音頭をとる形で、7月7日、携帯電話のリサイクルの周知を呼びかける団体「携帯電話リサイクル推進協議会」が設立される。

 携帯電話リサイクル推進協議会は、国民への携帯電話の回収およびリサイクル周知を呼びかけるとともに、団体や企業と連携して回収・リサイクルを促進していくための団体。なお、電気通信事業者協会(TCA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)では、2001年に「モバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN)」を設立し、使用済み携帯電話の自主回収の取り組みを続けている。

 また、家電量販店や携帯電話ショップなどでも自主的な回収・リサイクル活動が実施されている。こうした中で携帯電話リサイクル推進協議会は、自主的な活動を尊重しつつ、行政の協力の下で携帯電話リサイクル活動の連携強化を図るとしている。MRNはこれまで回収実績などを公表してきたが、携帯電話リサイクル推進協議会では量販店なども含めた回収実績を発表していく予定。

 なお、携帯電話リサイクル推進協議会の正会員は、TCAやCIAJのほかに、大手家電流通懇談会、中古情報機器協会、モバイル機器3R協会で構成される。

 




(津田 啓夢)

2011/6/29 18:52