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アップル、Apple Siliconの最新型「M4」を発表

 アップルは、独自チップセットであるApple Siliconの最新型「M4」を発表した。新たに発売されるiPad Proに搭載される。

 「M4」は、第2世代の3nm(ナノメートル)テクノロジーを採用しており、4つのパフォーマンスコア、6つの高効率コアを搭載。M3から導入されている次世代のGPUアーキテクチャーを基盤とし、ディスプレイエンジンも搭載することで、表示の精度、カラー、明るさをアップデートしている。

 1世代前のiPad Proに搭載されたM2チップ比で、CPU性能が最大50%高速化し、より広いメモリ帯域幅を備えるDynamic Cachingを搭載、レイトレーシングにも対応することで、レンダリングアプリではM2よりも最大4倍速いパフォーマンスとなっている。

 また、消費電力1Wあたりのパフォーマンスは業界トップクラスを維持し、M2比で消費電力は約半分。他社製ノートブックに搭載されているPC用チップと比較しても、約4分の1の消費電力となっている。

 AI機能のパフォーマンスを担うNeural Engineはアップル史上最もパワフルになっており、毎秒38兆回の演算処理が可能。A11 Bionicに搭載されている、最初のNeural Engineと比較すると60倍も高速になっている。Final Cut Proアプリでは、4Kビデオの背景から、ワンタップで対象物の抜き出しもできる。