スパークリングイルミで輝く防水モデル「T008」


ロゼピンク

 「T008」は、きらきらと輝くイルミネーションを搭載し、防水性能を実現した富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製のCDMA 1X WIN端末。発売予定時期は6月下旬以降、3万円台後半での販売を想定している。

 シャンパンの泡をイメージした「スパークリングイルミ」を本体背面(メインディスプレイ裏側)に搭載。端末を閉じる動作やメール・通話の着信などに連動して、泡が立ち上る感覚でアニメーション演出がなされる。女性の手にもなじむフォルムに加えて、透明感のあるカラーリングが施される。

 スパークリングイルミに隣接するかたちで、5×15ドットの「お知らせLED」が内蔵されており、時計などを表示できる。ただし漢字表示には対応しない。T008のメインターゲットである女性層の中には、通話やメール着信時に相手の名前が表示されることを好まないユーザーも少なからずいるのだという。このため、T008ではスマイルやリボン、スター形のアイコンを表示するようにした。アドレス帳に設定したカタカナ表記の読み仮名を表示することは可能。

 ハードウェアスペックの面では、CPUに1GHzのSnapDragon(クアルコム製QSD8650)を採用。デコレーション絵文字の一覧表示やキーレスポンスなどが向上したという。WIN HIGH SPEEDにも対応しており、通信速度は下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbps。防水性能はIPX5/IPX7相当。開発プラットフォームはKCP 3.2。

 また、メール機能を充実させているのも特徴。ワンタッチで文章入力や送信が行える「即打ちメール」機能は、本体テンキー左下部の「カスタマイズキー」にデフォルトで割り当てられている。仲の良い友人のアドレス、Twitterの投稿アドレスなどを登録しておくと便利という。マルチタスク動作に対応しているため、他の操作をしながらでも直接メールの記述を始められる。

 「あとで読メール」機能は、届いたメールに目印を付けられる機能。メール閲覧時に数字キーを押して設定しておくと、専用フォルダに保存された上で、待受画面にも指定済み件数が常時表示されるため、返信忘れ防止に役立つ。

 このほか、アドレス帳に登録した相手の誕生日が待受画面に表示されたり、メール送受信・通話の頻度がわかる「なかよしランキング」など、コミュニケーションをサポートする機能が豊富に用意されている。絵文字は4010個がプリインストールされている。

 テンキー部は基本構造こそシートキーだが、カバー部品を別途組み合わせることで独立キーに近い外観や使い勝手を再現。また、押下時の音を小さくするための配慮も行っているという。

 また「セルフメニュー」は、並び順などをカスタマイズした独自のアイコンメニュー画面で、「セルフ」キーを使ってワンタッチで呼び出せる。このほか、フォトビューアー、のぞき見防止機能、ブログアップ機能、デコレーション絵文字の読み登録機能、ECOモード、ダウンロードフォントなどが搭載される。人気キャラクター「豆しば」の待受画面やデコレーションメール素材も、富士通東芝のau向け端末として初めて採用した。

 液晶ディスプレイは3.2インチ、854×480ドットのTFT液晶。カメラは約808万画素のCMOSカメラ。赤外線通信、Bluetooth、3軸センサーワンセグ、おサイフケータイの各機能も搭載する。グローバルパスポートはCDMAを利用できる(GSM非対応)。最大32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる予定で、内蔵メモリの容量は約800MB。

 本体サイズは約50×112×16.3mmで、重さは約131g。連続待受時間は約270時間、連続通話時間は約230分。ボディカラーはロゼピンク、フローズンブルー、カクテルブラックの3色。

フローズンブルーカクテルブラック

 




(森田 秀一/太田 亮三)

2011/5/17 11:17